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【使えてる?】生理痛にはカイロが手放せない!効果や正しい貼り方まで

【使えてる?】生理痛にはカイロが手放せない!効果や正しい貼り方まで

生理痛を和らげるために、お腹にホッカイロを貼っている方は多いと思います。

生理痛と冷えは切っても切れない関係にありますが、実は貼る場所によって得られる効果が違うということはご存知ですか?

この記事ではなぜお腹を温めると生理痛の改善につながるのかと、もっと効果を感じられる正しい貼り方を解説しています。

正しいホッカイロの貼り方を知って、生理中の体を労わってあげましょう。

ホッカイロが生理痛に効く理由は2つ

ホッカイロが、なぜ生理痛に効果があるのか、理由は次の2点です。

  • 冷えと生理痛には関係性がある
  • ホッカイロならピンポイントで温められる

以下で詳しく見ていきましょう。

冷えと生理痛には関係性がある

冒頭で「生理痛と冷えは切っても切れない関係にある」とお伝えしましたが、それはなぜなのでしょうか。

漢方の世界では「血液の流れが悪くなると痛み物質が溜まり、痛みが出る」とされています。

血液は冷えによって粘りが出て流れが悪くなり、その粘った血液が経血として体の外へ出ようとするため生理痛が起こるのです。

そのため、生理痛を改善するためには日常的に体を温めて、血液の流れをよくしてあげる必要があります。

具体的には、体の冷える食べ物を避けたり運動で筋肉をつけたりすることが効果的です。

しかしながら、それを習慣にして根本的なところから生理痛を改善するには時間がかかりますよね。

そこでホッカイロがおすすめなのです。

ホッカイロならピンポイントで温められる

もし、あなたが「今すぐ生理痛を改善したい」という場合はホッカイロを活用してください。

ホッカイロならつらい部分をピンポイントで温めることができます。

貼るタイプであれば、仕事中や他の作業をしながらでも効率的に体を温めることができるでしょう。

また、生理中以外でも寒い日のお出かけ前にホッカイロを仕込んでおくことで、血液に粘りが出てしまうのを防ぎます。

これにより、普段から生理痛を起こさせない体にすることができるのです。

【生理痛に効果的】ホッカイロを貼る場所は?

それではここから、生理痛に効果的なホッカイロを貼る場所を解説します。

生理痛の緩和には冷えを取ることが一番の近道です。

効率よく体を温めて生理痛を緩和したいという方は、以下のポイントにホッカイロを貼ることをおすすめします。

  • 仙骨周り
  • 三陰交
  • 足裏

それでは、以上の4つについて詳しく見ていきましょう。

【仙骨周り】子宮を温めてあげる

仙骨」とはお尻の割れ目のすぐ上あたりにある骨盤の一部です。

ここはもっとも即効性のあるポイントで、子宮と卵巣をダイレクトに温めることができます。

そのため「今ある生理痛をすぐに取りたい!」という場合にはこちらがおすすめです。

また、以下のような作用もあります。

ストレスを和らげる作用

多くの女性はストレスにより、常に緊張している状態にあります。

常に緊張していると心身共にリラックスできず、内臓の動きや血流が悪くなるため体温も下がってしまい、生理痛が悪化するのです。

そのため、生理痛を根本から改善するためには緊張を和らげる必要がありますよね。

仙骨には副交感神経が通っているため、ここを温めることで副交感神経が活性化しリラックス効果が得られます。

自律神経の働きもよくなり、体のあらゆる機能を正しい状態に戻すことができるでしょう。

女性ホルモンを安定させる作用も?

女性ホルモンは卵巣で作られていますが、冷えによって分泌が悪くなってしまいます。

そのため卵巣を温めることは、女性機能改善の近道です。

また、ホルモンは血液によって全身に届けられるため、体を温めて血流を改善することは特に理にかなっていると言えるでしょう。

これから妊娠を考えている方にも、ぜひ活用してほしいポイントです。

腰に貼ると全身が温まる?

全身を温めたいのであれば、腰に注目してください。

腰には「命門(めいもん)」というツボがあり「体(月)の要」とも書くことから、とても重要な部分です。

内臓に近い腰が冷えると、体は熱を作れずに末端から一気に冷えてしまいます。

この「命門」にホッカイロを貼ると内臓が熱を持つことができるため、温められた血液が全身に巡り末端まで温まることができるのです。

体が冷え切ってしまうと血液に粘りが出て生理痛につながってしまうので、そうなる前に貼ることをおすすめします。

三陰交(さんいんこう)のツボを温める

足の内くるぶしから指4本分上にあり、指で押すと痛みを感じる部分があります。

この部分は「三陰交」といい、婦人科系の不調に効果のあるツボです。

「三陰交」は、内臓の不調を広く改善してくれるツボであるため「万能のツボ」と呼ばれています。

ここを温めることで冷えや血流の悪さを改善でき、生理痛に効果的です。

「三陰交」にホッカイロを貼るのはなかなか難しいと思いますので、休憩中にホッカイロを当ててみるとよいでしょう。

末端の冷えがひどい方は足の裏にも

内臓を温めることも大切ですが、末端の冷えにも要注意です。

手先や足先から冷えた血液が体の中心へ流れると、せっかく温めた体がまた冷えてしまいます。

とくに、足の裏にある太い静脈が冷えてしまうことは避けましょう。

温かいままの血液を心臓へ返すためにも、足裏専用のホッカイロがあるのでそちらを活用してください。

ホッカイロを貼る前に注意点を確認

ホッカイロを貼る場所を理解できたところでここからは、注意点を見てみましょう。

効果的な貼り場所が分かっていても正しい使用方法を理解していなければ、思わぬ事故や怪我につながる恐れがあります。

注意するのはこの3点。

  • 直接肌には貼らない
  • 寝る時には使用しない
  • 頭や脇の下には貼らない

以下で、使用してはいけない理由とともに解説します。

直接肌には貼らないこと

高温ではないとはいえ、カイロを直接肌に貼り続けていると「低温火傷」をしてしまう可能性があります。

低温火傷は皮膚の表面は大したことがなくても、深部まで損傷することがあり大変危険です。

進行もゆっくりであることから人によっては気づきにくく、重症化しやすいため直接肌に貼ることはやめましょう。

また、長時間同じ個所での使用も避けるように心掛け、こまめに肌の状態を確認してください。

寝る時は使用しない

寝る時の使用は、布団の中で熱がこもってしまい本来想定している温度を超えてしまう可能性があります。

そのため、火傷につながりやすく危険です。

寝る前に布団の中を温めておくという使い方は大丈夫ですが、寝る時はホッカイロの使用は控えましょう。

どうしても体が冷えてしまうという場合は、湯たんぽにすると安全かつ快眠につながりますのでぜひお試しください。

頭や脇の下には貼らないこと

頭や脇の下は、体から熱を逃がす部分です。

ここにホッカイロを貼ってしまうと熱がこもってしまい、発熱や頭痛、ひどい場合には熱中症などを引き起こす恐れがあります。

体を温めることも大切ですが、体温の調節をしている部分を塞いでしまわないように注意しましょう。

生理痛で辛い時はホッカイロで温めよう

いかがでしたでしょうか。

生理痛の重い軽いは人それぞれですが、それを緩和するためには体を温めることが重要なことは変わりありません。

今回ご紹介した内容で、生理痛の緩和にはホッカイロがかなり効果的なことはお分かりいただけたかと思います。

ほんの少しの工夫でつらい症状を改善できるので、ぜひホッカイロを活用して生理中の生活を快適なものにしてください。