洋食の付け合わせや、タルタルソースの中に入っているピクルス。
甘酸っぱさがたまらない海外のお漬物ですが、ピクルスにはダイエットの味方になる効果があります。
ピクルスが好きなあなたに知ってほしい、ピクルスダイエットの知識をこちらで紹介していきます。
おいしく食べながら、無理せずに痩せる知識になります。
ピクルスは1種類ではなかった！
まず、ピクルスにはいくつかの種類があります。
ピクルスダイエットの本筋に入る前に、ピクルスの基礎知識を知っておくことで、ピクルスダイエットの有用性に気付きやすくなりますので、まずはピクルスについて学びましょう。
ピクルスの種類は3種類ある！
まず、ピクルスはお酢や塩水に野菜をつけただけのものではありません。
作る人の個性が大きく表れるものなので、種類も非常に豊富。
今回はベーシックなものをまずは3つに分けてみました。
和風味のピクルス
和風味のピクルスには、通常のピクルス液の材料のほかに、昆布やみりんなどの日本ならではの調味料が混ぜられています。
昆布の選び方、だしの取り方、昆布を同封する時間など、細かく決まりがありますので、通常のピクルスづくりより手間がかかるという特徴があります。
しかし、日本人にとってなじみの深い出汁の味がしますので、ピクルスが苦手という人でも、日本の漬物のように食べやすいと感じられるかもしれません。
洋風味のピクルス
お次は洋風味のピクルス。いわゆる普通のピクルスですね。
お酢とお水、少量の砂糖、ハーブでピクルス液が作られます。
使用するハーブの選び方によってにおいや味わいが大きく変わります。
カレー味のピクルス
最後はカレー味のピクルスです。
スリランカ地方で作られているピクルスで、一般的なピクルス液の材料の中にカレースパイスが配合されています。
そのため、一般的なピクルスが苦手な人でも、カレーのスパイス要素が入ったことで「これなら食べられる」と感じる人も多いようです。
日本ではあまり市販されていない種類のピクルスになりますので、食べたことがある人は少ないみたいです。
野菜はキュウリだけではない！
きっとこの記事を読んでいる人は、ピクルスと聞いてきゅうりを頭に浮かべていると思いますが、なにもピクルスはキュウリのお漬物ではありません。
ピクルスの意味は「野菜を酢や塩水に漬けたもの」となっています。
別にきゅうりでなくてもよいので、キュウリが苦手な人は、ご自身の好きな野菜を選んでピクルスを作ってみると良いでしょう。
ピクルスがダイエットに選ばれる理由は4つ！
さて、ここからが本題です。
なぜピクルスがダイエットに選ばれるのか。
4つのダイエットに役立つ理由がありますので、こちらで詳しく解説していきます。
（参考）成分表サイト：https://from-food.com/28718/
カロリーが低い！
まず、ピクルスはカロリーが低いです。
一般的なピクルスはサワー型と呼ばれ、食塩と酢をメインに使われているため、カロリーがとても低いです。
100gあたり12kcalほどです。
そのため、小腹がすいたときなどにおやつ代わりとしてピクルスを積極的に食べることで摂取カロリーを抑えることができます。
ただ、ピクルスの中にはスイート型と呼ばれる酸味を抑えるためにお砂糖などの調味料をたくさん入れたマイルドな口当たりのものがあります。
スイート型のピクルスはサワー型のピクルスに比べ、万人受けするほどの食べやすさが出ますが、そのぶんカロリーが高くなってしまいます。
100gあたり67kcalほど。
ダイエット目的でピクルスを食べる際には、食べやすいスイート型のピクルスではなく、酸味が強いサワー型のピクルスを食べるようにしましょう。
お酢の力で脂肪にサポート！
ピクルスには2種類の酸性分が配合されています。
1つはアミノ酸。
脂肪の燃焼を促進する働きがあるため、ダイエットに効果的です。
特に運動をやっている人に積極的に摂ってほしい成分になります。
2つ目はクエン酸。
酸っぱさの成分であり、脂肪の蓄積を防ぐ働きがあります。
疲労回復の効果がある成分としても知られていますね。レモンなどにも多く含まれています。
これらダイエットに役立つ2つの酸がピクルスには豊富に含まれているため、ピクルスはダイエット食材に最適とされています。
脂質が少ない！
ピクルスには脂質が非常に少ないです。
ポテトチップスやとんかつ、唐揚げなどのおいしい食べ物には大量の脂質が含まれていますが、ピクルスには脂質がほとんど含まれていません。
特にきゅうりやダイコンなどの水分量の多い野菜を選ぶことで、脂質の摂取量をさらに減らすことができます。
脂質が少ない食材であれば、脂肪の生成量が減るのでダイエット効果が期待できます。
糖質も抑えられている！
お米やパンなどに多く含まれる糖質も、ピクルスにはほとんど含まれていません。
糖質はおいしいので、ついついお米をたくさん食べすぎてしまったりする人はピクルスなどの糖質が少ない食べ物を食べて、ダイエットに役立てましょう。
ピルクスを食べる量やタイミングは？
こちらでは、実際のダイエットにピクルスを用いる際の具体的な方法について解説していきます。
解説する内容は以下の3つです。
- ピクルスは食べ過ぎた後に食べたい！
- 小腹が空いた時のおやつ代わりに！
- 塩分が多いため1日100g程度に！
ピクルスは食べ過ぎた後に食べたい！
ピクルスを食べるタイミングですが、基本的にはご飯を食べすぎたなと感じた時に食べてください。
ピクルスに含まれるクエン酸が、脂質が脂肪に変換されるのを防ぐ効果が期待されるためです。
焼肉や豚の角煮などの脂質が多い食事の後に食べることを、特におすすめします。
小腹が空いた時のおやつ代わりに！
ピクルスは小腹がすいた時のおやつ代わりに食べることもお勧めです。
ポテトチップスやチョコレートなどのお菓子を食べるよりもはるかにカロリーが低いため、置き換えダイエットとしての効果が期待できます。
ピクルスにする野菜の種類を増やすことで、飽きを予防することができますので、まずは数種類のピクルスを用意しておやつとして食べてみてください。
塩分が多いため1日100g程度に！
ピクルスはダイエットに効果的ですが、塩分が多く含まれているため１日の上限摂取量は100gまでにしましょう。
体が大きい人であれば、もう少し食べても問題ありませんが食べすぎてしまうと塩分過多によりむくみが生じることがありますので、食べすぎには注意が必要です。
適量を食べて、無理なく痩せましょう。
ピクルスの食べ過ぎには注意！
ピクルスはダイエットに最適な食べ物ですが、どれだけ食べても良いものではありません。
食べすぎると悪影響を及ぼす恐れがあるため、こちらではピクルスの食べすぎのリスクについて解説していきます。
レシピにより糖質も少ないとは限らない！
ピクルスは糖質が少ないと思われがちですが、自分でピクルスを作るとなると調味料により糖質の量は大きく変動します。
例えば、酸味が強くカロリーが低いサワー型のピクルスをご自身で作られたときに、酸っぱさが強いからという理由で砂糖を多く入れすぎてしまうと、糖質の量が増えてしまいます。
カロリー計算をしながら、ピクルスを作るのであればしっかりとレシピ通りに作るようにしましょう。
チラミンは頭痛を誘発しやすい！
ピクルスに含まれるチラミンという成分は、頭痛を引き起こす可能性がある成分です。
適量であればまず問題ないとされていますが、ピクルスを食べ過ぎてしまうと、頭痛が表れる可能性があります。
普段頭痛に悩まれている人は、ピクルスを食べるときは一般的な量よりも減らして食べることをオススメします。
カリウムが含まれるからむくみに良いとは限らない！
ピクルスには塩分が多く含まれているため、食べ過ぎると体内に水分がたまりやすくなります。
体内に水分がたまり、十分に排出されなくなると水分が皮下に溜まり、むくみが出来てしまいます。
ピクルスはむくみを解消する食べ物ではないので、むくみ解消効果を期待してピクルスを食べることは避けましょう。
塩分が多いため高血圧に！
むくみと同様の理由で、ピクルスには塩分が多く含まれているため、高血圧の原因の1つになる可能性があります。
高血圧は様々な病気を引き起こす引き金となりますので、生活習慣病などを患っている方は、ピクルスの摂取を避けましょう。
適量のピクルスを食後に食べて太りづらい体に！
ピクルスはダイエットに最適な食材の1つです。
食べ過ぎやむくみに効果がなかったりと、ある程度のデメリットはありますが、うまくダイエットに組み込むことができれば、あなたの体型維持に大きく貢献します。
適量のピクルスを食べて、理想の体型を手に入れてみませんか？
ピクルスダイエットが気になる方は、今日からピクルスを食べてみましょう。
