【結論】 生理痛にセレコックスは適さない

鈍い痛みが長時間続く、重い生理痛にはどんな痛み止めが効くのか。

セレコックスは生理痛に効果があるのか、こちらの記事で解説していきます。

生理痛に効果のない鎮痛剤を服用しても、得られるものはありませんので、必ずこちらの記事で調べてから服用するようにしましょう。

生理痛にセレコックスは効かないのか？

一般的に、生理痛にはセレコックスは用いられません。

セレコックスは、COX-2高選択的阻害薬と呼ばれる、痛み止めの中でもかなり強い部類に入るお薬です。

炎症にかかわるCOX-2と呼ばれる酵素の働きを限定的に阻害することで、炎症からくる痛みに対して強い鎮痛作用をあらわすお薬です。

ただ、お薬の特徴として内臓系の炎症に良く効き、生理痛などの子宮周辺の痛みにはあまり効果が見られないという特徴があります。

そのため、優れた鎮痛剤ではありますが、生理痛には適さないとされています。

また、生理痛の痛みの大きさは個人差がありますので、痛み止めの効果の現れ方にも個人差があります。

他の鎮痛剤に比べて効果は弱い？

一般的にセレコックスは鎮痛剤の中でも作用が強いものに分類されます。

医師の処方によって入手できる医薬品ですので、ドラッグストアなどで販売されているような市販の鎮痛剤とは比べ物にならないくらいの強さがあります。

しかし、鎮痛剤の良しあしは強さ弱さで決まるものではないので、人によってはセレコックスは効かなかったのに、市販のロキソニンは良く効いたという人もいます。

飲み続けているから効かなくなった？

以前からセレコックスを服用していたけど、前よりセレコックスが効かなくなったと感じる人もいると思います。

一般的に、痛み止めを月に1，2回服用する程度では体が薬剤になれることも少ないので、飲み続けているから効かなくなったという可能性は低いです。

考えられる理由としては、以前より生理痛がひどくなったことのほうが可能性としてあります。

生活リズムやホルモンバランスが乱れたり、様々な要因によって生理痛は悪化しますので、思い当たる点がないか確認してみましょう。

セレコックスに副作用など注意点はあるのか？【安全性を確認】

こちらでは、セレコックスの副作用について詳しく解説していきます。

一般的に、セレコックス服用時に現れやすいとされる副作用は以下の通りです。

これらの消化器系の副作用が現れやすいとされていますが、どの副作用も現れる確率は低いため、過剰に注意する必要はありません。

服用量や服用方法、他のお薬との併用によって副作用のリスクは変動します。

危険性のある副作用について

こちらでは、セレコックスを服用した時に、強い危険性のある副作用について解説します。

セレコックス服用時に現れる可能性のある重篤な副作用は以下の通りです。

かなり多いように思えますが、これらの副作用はめったに現れることのないものになります。

一般的に、セレコックスを服用すると心筋梗塞や脳卒中の発現リスクが少し高くなるとされていますが、それでも健常者であればもともと発症するリスクが少ない症状ですので、過剰に心配する必要はありません。

心配な方は、お薬を処方してくれた医師や薬剤師に確認するなどしましょう。

セレコックスを服用する前に【必ず確認】

セレコックスを服用する前に、注意が必要なポイントについてこちらで解説していきます。

自分に当てはまるポイントがないかどうか、セレコックスを服用する前に確認しておきましょう。

妊娠している可能性がある方は注意

妊娠初期の方であれば、セレコックスが服用されることもありますが、妊娠後期の方には胎児動脈管収縮という副作用がマウスの実験により確認されているため、処方されない方向になっています。

どうしても、痛みが強いという場合にはセレコックスでなく妊娠中に服用しても副作用が少ないとされている鎮痛剤(カロナールなどのアセトアミノフェン製剤）を服用することをお勧めします。

体質によってはカロナールの服用も難しい方がいますので、妊娠中もしくは妊娠の可能性がある方が鎮痛剤を服用する際には、必ず医師に相談してください。

年齢制限はあるのか？

一般的に、セレコックスは子供に処方されるお薬でないため、成人以上へ処方されるようになっております。

服用方法についても、「成人の場合、〇錠服用する」と定められているため、小児が服用することは基本的にないと考えてください。

セレコックスを飲む前に医師に状況報告をしよう

セレコックスは非常に強力な痛み止めで、つらい生理痛の助け舟になる可能性のあるお薬ですが、非常に強力であるがゆえに、様々な注意点があります。

服用する前に、自分が飲んでも良いのか確認を取りましょう。

わからないポイントは、わからないままで放置せずに医師に相談するなどして不安を解消するように心がけてください。