ヘアタトゥーは、頭皮に色素を入れて髪の毛のように見せる技術。
こちらではヘアタトゥーと入れ墨の違い、注意点や施術の流れなど詳しく解説していきます。
ヘアタトゥーとは頭の入れ墨のようなもの
ヘアタトゥーとは、特殊な染料と針を使用して頭皮に色素を入れ、髪の毛のように見せるという施術です。
主に薄毛が気になっている方に対して、薄毛隠しの一環として行われています。
薄毛治療には投薬や植毛などさまざまな治療方法がありますが、これらの治療は効果が出るまでに時間がかかってしまったり、時間が経つにつれて抜けてしまったりする場合が多いです。
その点ヘアタトゥーは頭皮に色素を入れるので施術を受けたその日から、見た目を変えられます。また、すぐに色が抜けてしまうという心配もありません。
ヘアタトゥーと入れ墨の違いは施術方法とインクの種類
皮膚に色素を注入するという点では同じヘアタトゥーと入れ墨ですが、大きな違いが2つあります。
具体的な違いについて詳しく解説していきます。
- 施術方法
- 使用するインク
施術方法
人間の皮膚は表面から「表皮」「真皮」「皮下組織」の3つに分かれています。
入れ墨は「真皮」まで色素を注入します。
皮膚の奥深くまで影響が及ぶので施術時には強い痛みを伴います。
色素が奥深くまで入り込み定着する為、半永久的に持続します。
ヘアタトゥーは皮膚の表皮から0.02～0.03ミリの部分に対して色素を注入します。
表皮にのみ色素を注入するので、入れ墨よりも痛みが少ないのが特徴的です。
色素が奥深くまで入り込まない為、2～3年おきにメンテナンスする必要があります。
使用するインク
入れ墨に使用されているインクには金属製の材料が含まれていることが多く、MRI検査などを受ける際には注意が必要な場合もあります。
MRI検査時に、入れ墨のインクが化学反応を起こして発熱する危険性もあります。
ヘアタトゥーに使用されているインクには、金属製の原材料を使用していなかったり、使用していてもごく微量だったりすることが殆どです。
そのためMRI検査などに影響を及ぼす可能性は極めて低いと考えられています。
ヘアタトゥーがおすすめの薄毛・はげ【4パターン】
こちらではヘアタトゥーが向いている方、ヘアタトゥーと相性の良い方を4パターン紹介します。
- 発毛を諦めた方
- 薄毛に悩んでいる方
- 自然な坊主にしたい方
- 植毛手術後の傷跡が気になる方
発毛を諦めた方
自然発毛や投薬治療などによる発毛を諦めた方には、ヘアタトゥーがオススメ。
植毛は成功しても、術後に抜けてしまう事があります。
投薬によるAGA治療も時間とお金がかかる為、疲れてしまう事も珍しくありません。
ヘアタトゥーにもある程度のお金は必要ですが、施術後すぐに見た目を変えることが可能です。
また、すぐに色が抜ける心配もありませんので、ある程度効果が長続きするという点もメリットのひとつです。
薄毛に悩んでいる方
「今、薄毛に悩んでいる」
「なんとか薄毛を隠したい、目立たなくしたい」
これらに該当する人にもヘアタトゥーはオススメ。
部分的な治療が得意なので、生え際や頭頂部など、気になる部分にだけ施術を行うことが可能です。
自然な坊主にしたい方
きれいな坊主を目指している方にもヘアタトゥーがオススメ。
いざ坊主にしてみると、生え際の髪の毛が気になったり、綺麗に生えていない部分があったりと、なかなかきれいな坊主にするのは難しい場合が多いです。
ヘアタトゥーをすると生え際なども綺麗に揃えることができますので、見た目がかなり良くなります。
坊主にしたけれど気になる部分があるという方にもおすすめ。
植毛手術後の傷跡が気になる方
過去に植毛手術を行った経験のある方の頭皮には、手術時の傷跡が残ってしまうことがあります。
そういった傷跡を隠すためにもヘアタトゥーを活用することが可能。
植毛手術の直後は皮膚が敏感になっていたり、傷跡が傷んだりすることがあるのですぐにヘアタトゥーの施術を続けて行うことは控えましょう。
植毛手術を終えてしばらく時間が経っても傷跡が残っている場合は、ヘアタトゥーを行うことで目立たなくすることができます。
ヘアタトゥーを受ける際の2つの注意点
非常に便利なヘアタトゥーにも、施術時の注意点は2つあります。
これらの注意点を理解したうえで、それでもやってみたいという方はぜひ検討してみていただければと思います。
- 坊主、または短髪しか再現できない
- 簡単に消すことができない
坊主、または短髪しか再現できない
ヘアタトゥーは皮膚に色素を注入する施術なので、植毛のように長さのある髪の毛を再現することは不可能です。
そのため、坊主あるいは短髪の再現しかできないということを覚えておきましょう。
簡単に消すことができない
ヘアタトゥーは入れ墨のように一生残るということはありませんが、表皮がだんだん剥がれて再生するまでにはある程度の時間がかかります。
そのため、ヘアタトゥーは一度入れてしまうと簡単に消せません。
表皮に入ったインクが薄くなる期間にも個人差があるので、ある程度の期間はインクが残り続ける物だと覚えておきましょう。
ヘアタトゥーで薄毛・はげの悩みを解消しよう
今回はヘアタトゥーとはどういったものなのか、入れ墨との違い、ヘアタトゥーがおすすめの方や注意点についてご紹介しました。
大きなメリットもあれば、注意しなければいけない点もありますので、「自分にヘアタトゥーがあっているか」をしっかりと考えてから施術に挑みましょう。
