今回はバイアグラなどのED治療薬で早漏が改善できる具体的な理由について解説します。
また、早漏改善効果のあるED治療薬のおすすめや選び方も併せて紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
バイアグラ等のED薬で早漏を改善することは可能か
バイアグラは勃起不全(ED)治療薬の一つです。
他にもレビトラやシアリスなど、様々な種類のED治療薬があります。
病院の処方や通販サイトなどで入手が可能。
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ED治療薬で得られる効果は早漏改善とは異なるものですが、間接的に早漏を改善していくことが可能です。
早漏とEDの因果関係とは
早漏は『挿入後1分以内に射精してしまう、または挿入せずに射精してしまう状態』を表す言葉です。
具体的に、『射精までどれくらいの時間が欲しいか』というのは人によって異なるため、早漏の定義も個人差があります。
例えば、1分以上挿入ができていても本人が早漏だと感じていれば、早漏に当てはまります。
ED(勃起不全)と早漏は合併することが多く、ED患者のうち約1/3は早漏の症状にも悩まされているとされています。
このように、EDによって引き起こされる早漏を「ED性早漏」といいます。
EDの方は勃起を持続できる時間が短く、また刺激が弱いとさらに持続時間は短くなってしまい、『持続できなくなる前に射精してしまいたい』という心理的な焦りから強い刺激を求め、それが早漏を招いている可能性が高いです。
EDが早漏になりやすい2つの理由
ED患者が早漏になりやすい理由は主に2つです。
- 陰茎の硬さが十分な内に射精しようとイキむため
- EDにより刺激を受けやすくなるため
【理由①】陰茎の硬さが十分な内に射精しようとイキむため
EDを自覚し始めると、陰茎の硬さが十分なうちに射精をしてしまおうという焦りから、性行為の際にイキみ気味になる人が多いです。
自分から「早く射精したい」と考え動いているため、早漏を招きやすい状態になっていることが考えられます。
【理由②】EDにより刺激を受けやすくなるため
次に考えられる原因は、EDの状態であることによって陰茎に刺激を受けやすくなっていることです。
十分な硬さの陰茎に比べ、ED気味の陰茎は強い刺激に弱く、通常よりも感度が敏感になっています。
そのため強い刺激に我慢することができず、早漏を引き起こしている可能性が考えられます。
早漏改善効果のあるED薬3選
早漏を改善する効果のあるED治療薬を3つご紹介します。
- バイアグラ
- シアリス
- レビトラ
①バイアグラ
バイアグラは、ED治療薬の中で最もポピュラーな薬です。
アメリカに本社を構える製薬会社において、世界で初めて勃起不全に効果のある薬として製品化されました。
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日本でも病院で正式に処方されています。
バイアグラに含まれる有効成分は「シルデナフィル」というものです。
シルデナフィルには勃起を促進・継続する作用があり、正しく服用をすれば非常に高い効果を得ることができます。
使用するタイミングは性行為の1時間ほど前で、約30分~1時間で徐々に効果が現れ始めます。
体調や体格によって個人差はありますが、持続時間は5時間程度とされています。
食事後は十分な効果が得られない可能性があるため、空腹時の服用が推奨されています。
②シアリス
シアリスは、日本新薬株式会社が製造・販売をしているED治療薬です。
日本国内だけでなく、世界中で有効性が認められ、幅広く使用されています。
シアリスに含まれる有効成分は「タダラフィル」です。タダラフィルはシルデナフィルと比べると即効性には欠けるものの、持続時間が非常に長いED治療薬として有名です。
使用するタイミングは性行為の1時間前で、効果が出るまでに30分ほど掛かります。
持続時間は最大36時間とされています。
また、シアリスは食事の影響を受けにくい薬なので、空腹時の服用でなくても問題ありません。
持続時間も長いため、飲むタイミングを自分で決めることができるのがシアリスのメリットです。
③レビトラ
レビトラは、バイアグラの次に歴史の古いED治療薬です。
ドイツの製薬会社で製造・販売されており、日本でも病院で正式に処方してもらうことができます。
レビトラに含まれる有効成分は「バルデナフィル」です。
バルデナフィルは、他のED治療の有効成分と比べ、即効性が高いのが特徴です。
使用するタイミングは性行為の30分~1時間前、服用から15分程度で効果が現れ始めます。
持続時間には個人差もありますが、服用してから5~8時間ほど持続します。
レピトラは食事による影響は受けにくいのですが、空腹時であれば有効成分が血中に達する速度が早くなります。
そのため、即効性が欲しい人はなるべく空腹時に服用をするのがおすすめです。
早漏改善のための正しいED薬の選び方は3つ
早漏改善をするためには、ED治療薬を正しく選ぶ必要があります。
ここではED治療薬を選ぶ基準を3つ解説していきます。
- 服用後の発現時間で選ぶ
- 持続時間から選ぶ
- 食事の影響や服用タイミングで選ぶ
服用後の発現時間で選ぶ
ED治療薬は、含まれている有効成分によって効果の発現時間が異なってきます。
即効性を求めるのであれば、「バルデナフィル」が含まれているレビトラがおすすめ。
ED治療薬の中では最も早く効き目を得ることができます。
持続時間から選ぶ
ED治療薬の効果の持続時間には個人差があるものですが、有効成分による持続時間の影響は非常に大きいです。
より長い持続時間が欲しいという方には、「タダラフィル」が含まれているシアリスがおすすめです。
シアリスはED治療薬の中で圧倒的な持続時間を誇っており、最大36時間持続するとされています。
ただし持続時間が長いED治療薬は、即効性が低いものが多いのでその点だけは注意しておきましょう。
食事の影響や服用タイミングで選ぶ
ED治療薬を服用するタイミングは性行為の何時間前か、食事によって影響を受けるのかどうかという点で選ぶ方法。
ED治療薬は基本的には空腹時の服用がベストなのですが、食事による影響が大きいものもあれば、ほとんど影響を受けないものもあります。
また、服用するタイミングもED治療薬によって異なってくるため、しっかりと確認してから服用を開始するのがおすすめです。
ED薬を正しく選んで早漏を改善しよう
EDと早漏には密接な関係があるため、EDを治療することは早漏改善にもつながります。
EDは基本的には投薬での治療が中心となるため、自分に合ったED治療薬を選ぶようにしましょう。
ED治療薬にも色々な種類がありますので、病院での処方を希望する場合は、医師にも相談しながら服用する薬を決めていくようにしてください。
どのタイプの薬が合っているのかというのは人によって異なります。
正しい薬を選んでEDと早漏を同時に改善しましょう。