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早漏は投薬によって治療するのが最も手軽な方法ですが、早漏に特化した薬だけでなく、パキシルなどの抗うつ薬でも早漏を防ぐことができると言われています。
そこで今回の記事では、パキシルが早漏に効果的なのかどうかを詳しく解説していきます。
また、抗不安薬(デパス)でも早漏改善ができるのかどうかも合わせて解説をしているので、ぜひ参考にしてください。
パキシル(SSRI)で早漏の改善はできる?
パキシルはうつ病やパニック障害など、精神的な病を抱えている患者に処方される医薬品です。
憂鬱な気分を和らげ意欲を高める効果があります。
早漏は、本来であれば抗うつ薬ではなく、早漏防止に特化した医薬品で治療を行います。
ただ、早漏の中でも精神的なストレスやトラウマが原因となっている「心因性早漏」であれば、パキシルがもたらす作用によって改善することがあります。
その理由を詳しく解説していきます。
パキシル(SSRI)は脳内のセロトニンを増やす
パキシルには脳内物質であるセロトニンを増幅させ、不安や落ち込んだ気分を和らげる効果があります。
日本国内においてパキシルの適応が認められている病気は下記の通り。
- うつ病
- パニック障害
- 強迫性障害
- 社会不安障害
- 外傷後ストレス障害
精神的な症状の改善に非常に大きな効果をもたらしますが、早漏との適応は認められていません。
ただ、早漏防止の錠剤にもセロトニンを増幅させて気持ちを落ち着ける効果があり、作用が似ています。
そのため、パキシルを早漏防止の治療に使う人もいます。
パキシル(SSRI)服用方法
パキシルには5mg/10mg/20mgの3種類があります。
用法は患者によっても異なりますが、基本的には1日1回夕食後の服用とされています。
服用をしばらく続けても症状が改善しない場合は、1日40mgを超えない範囲内で投薬の量を増やすことがあります。
服用方法は基本的には医師の指示に従い、自分の判断で増減をしないように気を付けましょう。
パキシル(SSRI)の副作用
パキシルの副作用は以下の通り。
- めまい
- 頭痛
- 便秘
- 吐き気
- 眠気
- 倦怠感
- 発汗
副作用が治まらないときはかかりつけ医に相談しましょう。
また、重大な副作用として、不安や幻覚、錯乱などを引き起こすセロトニン症候群や、痙攣、肝機能障害などがあります。
これらは非常に危険な副作用なので、異常を覚えたときは服用を中止し、すぐに病院へ行ってください。
パキシル(SSRI)服用時の注意点
パキシルは併用禁止薬が非常に多く、早漏防止薬もその一つです。
パキシルも早漏防止薬もセロトニンを増幅させる薬剤であるため、併用すると重大な副作用を引き起こす可能性が高くなります。
また、パキシルは性欲減退や射精障害、勃起不全などの症状を引き起こしやすい薬でもあります。
そのため、もともとEDで悩んでいる人や、早漏だけを治療したい人にとっては扱いづらい薬となっています。
抗不安薬のデパスでは早漏は改善できない
抗不安薬のデパスは、高ぶった気分を和らげ寝つきを良くする効果があり、睡眠導入剤としても使用されています。
また、筋肉の緊張を和らげる効果もあるため、心身共にリラックスすることが可能になります。
デパスと早漏防止薬は作用が全く異なるため、デパスでの早漏改善は基本的にはできません。
ただ、心因性早漏の方は不安や焦りから早漏になっている可能性もありますので、リラックス効果を得ることによって間接的に早漏が改善することはあります。
デパスは不安や緊張が強い時に服用する精神安定剤
デパスは不安や緊張、抑うつ状態を和らげるために服用する精神安定剤です。
神経症やうつ病、心身症、睡眠障害などに用いられます。
デパスは精神的な薬の中では安全性が比較的高く、さらに依存性も低い薬です。
ただ、服用することが当たり前になってしまうと依存のリスクが高くなるため、用法・用量を守った服用を心掛けましょう。
性行為の際に過度な緊張や不安を覚えてしまう人は、デパスの服用によって不安が解消し早漏も同時に改善する可能性はあります。
しかし、デパスはあくまでも精神安定剤であることを念頭に置いておきましょう。
デパス服用方法
デパスには0.25mg/0.5mg/1mgの3種類があります。
用法・用量は人によって異なりますが、開始用量は通常0.5mg~1.5mg、1日の最高用量は3mgとされています。
デパスは効果時間が短いため、持続した効果が欲しい人は1日3回毎食後に服用をする必要があります。
デパスの副作用
デパスの副作用は以下の通り。
- ふらつき
- 倦怠感
- 眠気
- 発疹
- 蕁麻疹
- 脱力感
デパスの服用後は車の運転や高所での作業などは控えるようにしてください。
重大な副作用として、依存や過度な興奮、呼吸抑制などがあります。
依存は長期にわたってデパスの服用を続けることによって起こります。
依存が認められたときは医師と相談しながら減薬をしていき、徐々に体から薬の作用を抜いていくことで依存から抜け出します。
デパス服用時の注意点
デパスは他の精神安定剤や抗うつ剤と併用すると副作用が出やすくなります。
すでに精神系の薬を服用している場合は、その旨を医師に必ず伝えた上で処方してもらってください。
また、デパスの服用をする場合、飲酒は禁止とされています。
アルコールと同時にデパスを服用すると副作用が強まる恐れがあり、最悪の場合死に至るケースもあります。
お酒を一滴も飲んではいけないわけではありませんが、飲酒とデパスの服用は必ず時間を空けるようにしましょう。
デパスの効果時間内に飲酒をしたり、酔っているときにデパスを服用したりするのは避けてください。
パキシル(SSRI)・デパスの利用が向いている方
パキシルとデパス、いずれも早漏との適応は認められていませんが、一定の条件が揃っている方であれば、パキシルやデパスの服用で早漏が改善することがあります。
- 早漏防止治療で早漏が改善しない方
- 亀頭強化・陰茎増大等の施術をしても早漏が改善しない方
- 他の種類の精神薬を服用していない方
早漏防止治療で早漏が改善しない方
すでに早漏防止治療に取り組んでおり、それでも早漏が改善しない方は、パキシルやデパスの服用で早漏が改善する可能性があります。
早漏防止の治療薬には以下のようなものがあります。
他にも早漏防止のコンドームもあります。
早漏防止薬には不安を抑制する効果がありますが、ストレスやトラウマが強い方には効かないことがあります。
その場合、より強いリラックス効果を得られるパキシルやデパスを服用することにより、性行為に対する不安が和らぐ可能性があります。
亀頭強化・陰茎増大等の施術をしても早漏が改善しない方
亀頭強化・陰茎増大とは、ヒアルロン酸など体に無害な薬剤を亀頭・陰茎に注入することによって皮膜を作り、亀頭・陰茎のサイズをアップさせるための手術です。
手術を行ったにも関わらず早漏が改善しない方は、敏感性早漏だけでなく心因性早漏も併発している可能性が高いです。
心因性早漏を治すためには心の治療が必要なので、パキシルやデパスで改善するかもしれません。
他の種類の精神薬を服用していない方
パキシルやデパスは精神系の薬と併用すると効果が強く出てしまったり、副作用が出やすくなってしまうため、非常に危険です。
他の精神薬を服用している方には、パキシルとデパスの服用は向いていません。
どうしてもパキシル・デパスを服用したいときは、医師の診察を受け、すでに服用している精神薬を中止するか、併用しても大丈夫かどうかを確認しましょう。
パキシル(SSRI)やデパスはクリニックの処方のみ
パキシルやデパスは処方箋が必要なので、クリニックで診察を受けた上で処方してもらうことになります。
また、薬を処方してもらえるかどうかはあくまでの医師の判断になります。
自分の症状をきちんと伝え、正しい薬を処方してもらうようにしてください。
パキシル(SSRI)やデパスは早漏治療の最終手段
早漏を改善するための薬は、錠剤タイプから塗布タイプまで様々な種類が販売されています。
いきなりパキシルやデパスで早漏治療をしようとするのではなく、早漏防止薬から始めてみるのがおすすめです。
薬だけで改善しない場合は、早漏を治療するための手術を受けるという手段もあります。
気になる方は、男性専門のクリニックや泌尿器科でカウンセリングだけでも受けてみてください。