歳を取ったら早漏やEDになるのは仕方がない。
なぜ、加齢により早漏が引き起こされるのでしょうか。
加齢と早漏の関係を知り、正しい対策方法を今日から実践しましょう。
若い頃よりも早漏気味になってきたとお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
加齢・歳をとると早漏になるのには3つの理由があった
年齢を重ねるにつれて射精をコントロールしにくくなることは、珍しいことではありません。
それでは、なぜ歳を取ると射精しやすくなるのでしょうか。
加齢によって早漏傾向になることには、3つの理由があります。
- 筋力が低下して射精を我慢できなくなる
- 勃起力が弱まり刺激を感じやすくなる
- 過去の性体験トラウマによるメンタルの影響
筋力が低下して射精を我慢できなくなる
年を取ると早漏になる原因の1つ目は、加齢によって筋力が低下し、射精を我慢しにくくなることです。
男性は年を重ねるにつれて、体内の男性ホルモンの量が減少していきます。
男性ホルモンが減少すると、射精をコントロールする筋肉である「射精管閉鎖筋」も弱まります。
それによって、若い頃よりも早い段階で射精しやすい状態になってしまうのです。
なお、筋力の衰えによる早漏では、絶頂感を感じる前に射精してしまうケースもあります。
また、射精時の発射の勢いも弱まってしまうことも特徴のひとつです。
勃起力が弱まり刺激を感じやすくなる
加齢により早漏になる原因の2つ目は、勃起力が弱まることで刺激を感じやすくなることです。
先述の通り、加齢により男性ホルモンの分泌量が減少すると、筋力も弱まります。
つまり、射精を我慢しにくくなるだけでなく、勃起する力も弱くなる場合があるのです。
勃起力が弱まってしまうと、ペニスやその付近の皮膚への刺激に対して敏感になり、弱い刺激でもすぐに射精してしまうケースがあります。
また、刺激に極端に弱くなると、性的な刺激が脳に伝わる前に射精してしまうこともあります。
通常の状態であれば、性行時には脳で性的刺激を感じ、性的興奮度が絶頂に達してから射精します。
しかし、勃起力が弱くなり刺激に敏感になると、自分の意思に反して射精してしまうこともあります。
過去の性体験トラウマによるメンタルの影響
年を重ねて早漏になった場合に考えられる原因の3つ目は、過去の性体験がトラウマになっていることです。
「すぐに射精してしまう」というコンプレックスがあったり、早漏により失敗したと感じるトラウマ経験が積み重ねられていたりすることで、「今回もまたすぐに射精してしまうかもしれない」という不安感が強くなることがあります。
不安な気持ちが強くなりすぎると、交感神経が必要以上に活発化され興奮状態に陥りやすく、射精しやすくなってしまうのです。
また、脳内の「セロトニン」という物質が加齢によって減少していることが原因で射精しやすくなることもあります。
セロトニンとは、「ノルアドレナリン」という、脳を覚醒させ興奮作用がある物質の分泌を抑える作用があります。
つまり、セロトニンは性行時に興奮してノルアドレナリンが過剰に分泌された際に、その働きを抑えて精神を鎮静させる働きをする物質です。
このセロトニンは、 一般に10代をピークにして加齢により少しずつ減少していくと言われています。
セロトニンが不足していることで、性的興奮状態になりやすくなり、早漏につながっている場合もあります。
加齢による早漏を防ぐ3つの方法
加齢により早漏になった場合には、下記3つのような対策が適しています。
- 筋力トレーニングをする
- 血行を良くする
- 早漏治療プロのカウンセリングを受ける
筋力トレーニングをする
勃起力の弱まりを感じる場合は、筋力トレーニングをすることが有効です。
先述の通り、年を重ねると男性ホルモンの分泌量が減少し、射精をコントロールする射精管閉鎖筋が弱まりやすくなります。
射精管閉鎖筋を鍛えるためには、肛門をギュッと締めて緩めることを繰り返すトレーニングが有効と言われています。
家でも外出先でも簡単に行えるこのトレーニングを日常的に続けることで、徐々に射精管閉鎖筋を鍛えられます。
筋力アップすることで、射精をコントロールしやすくなるでしょう。
血行を良くする
加齢による早漏対策には、血行を良くすることも有効です。
歳を重ねるにつれて、運動習慣がなくなったという人も少なくないのではないでしょうか。
身体の血の巡りが悪くなると、陰茎にも血液が届きにくくなり、十分に勃起できなくなる場合があります。
日頃から運動をする、食生活に気を遣うなどの工夫をして、血行を良くすることで勃起力が高まり、持続しやすくなる可能性もあります。
また、少量であれば性行為の前にお酒を飲むことも効果が期待できます。
お酒を飲むと、血流を良くする効果が得られることに加えて、緊張状態がほぐれリラックスしやすくなるためです。
早漏治療プロのカウンセリングを受ける
過去の経験やトラウマから「すぐに射精してしまうのでは」と、過度に不安に思ってしまう場合は、早漏治療に特化した専門家のカウンセリングを受けることも有効です。
過去の辛い経験や自分の気持ちをカウンセラーに相談してみることで、自分の状況や心を客観的に見ることができるようになります。
早漏になった本当の原因や今の自分の状態を見つめ直し、考え方を変えたり、違う見方で自分を見たりすることで早漏が改善される場合もあります。
医薬品を使って早漏対策をする
確実性の高い早漏対策として『医薬品』を用いる方法があります。
病院・クリニックなどでも処方される有名な早漏治療薬には「プリリジー」などがあり、同じ成分を使った価格の安い「ジェネリック医薬品」も多く開発されています。
加齢による早漏は改善できる!なるべく早く対策を始めよう
歳を重ねることによって早漏になることは珍しいことではありません。
自分の原因に合った方法で、少しずつ対策してみましょう。
どう対策しても早漏が改善されないという人は、早漏治療薬を使うという選択肢も検討してみましょう。