早漏に悩む男性は、決して少なくありません。
日本人、外国人ともに全体の2割を超える人が早漏の傾向にあることがデータで明らかになっています。
しかし、日本人は外国人よりも早漏の割合が高いことも判明しています。
この記事では、日本人と外国人の早漏の割合について紹介し、なぜ日本人は外国人と比べて早漏の人が多いのか、その理由について解説します。
日本人の早漏率は外国人の約1.5倍
日本人の早漏率は、外国人の早漏率の約1.5倍とされています。
2006年に発表されたABCニュースの記事では、「男性の約20%が早漏である」と記載されました。
一方で、2017年にTENGAヘルスケアにより行われた調査では「日本人の成人男性の1300万人、約3.5人に1人が早漏で悩んでいる」ということがわかっています。
この数字は日本人男性の「約28.5%」に当たります。
ABCニュースにおける調査の対象範囲は明記されていませんが、アメリカにおけるメディアであることを考えると、アメリカ人男性もしくは世界の男性と考えて良いでしょう。
これらを踏まえると、日本人男性の早漏率は、海外(もしくはアメリカ)における男性全体の早漏率よりも約1.5倍も高いということがわかります。
日本人に早漏が多い3つの理由
なぜ日本人は外国人と比べて早漏の人が多いのか。
具体的な理由を3つ、解説していきます。
- 遺伝子の影響
- セロトニンの量が少ない
- 包茎の割合が高く刺激に慣れていない人が多い
遺伝子の影響
日本人男性の早漏率が高い原因の1つは、遺伝子の影響によるものです。
具体的には、遺伝によって決定される脳内伝達物質である「セロトニン」の分泌量が影響する可能性が考えられます。
セロトニンには、脳を覚醒させ、集中力や判断力を高めるなどの興奮作用がある「ノルアドレナリン」という物質の分泌を抑える作用があります。
つまり、性行時にノルアドレナリンが過剰に分泌された際に、その働きを抑えて精神を鎮静させる働きをするのがセロトニンなのです。
セロトニンの分泌量が多いと興奮状態を抑えやすく射精までの時間をコントロールできますが、セロトニンの分泌量が少ないと上手く射精感をコントロールできないため、早漏になりやすくなってしまうのです。
そして、日本人のおよそ6割以上は遺伝的にセロトニンが少なく、早漏になりやすい体質であることがわかっています。
セロトニンの量が少ない
先述の通り、日本人は遺伝的にセロトニンの分泌量が少ないために、早漏の人の割合が高いと考えられます。
しかし、セロトニンの少なさは遺伝だけでなく、食生活や運動習慣に依存する部分もあるようです。
包茎の割合が高く刺激に慣れていない人が多い
日本人の早漏率が高い理由の3つ目は、日本人は包茎の割合が高く、亀頭が刺激に慣れていない人が多いためです。
包茎の人は、比較的早漏にもなりやすいと言われています。
その理由は、包茎の人は通常時に亀頭に皮が被ってしまっているため、亀頭が刺激に対して慣れていないからです。
そのため、性行時になると亀頭が敏感に反応してしまい、射精感をコントロールできなくなってしまうのです。
外国人は割礼により包茎が少ない
国や文化にもよりますが、外国では宗教上の理由などで幼い頃に陰茎の皮を切って亀頭を剥き出しにする「割礼」を行う場合があります。
割礼には包茎の予防効果もあるとされています。
しかし、日本ではこの習慣は一般的ではありません。
また、海外では子どもと一緒にお風呂に入るときに親が子供の陰茎の皮をむいてあげる習慣があるケースもあります。
一方で、日本ではそのような風習はあまり見られません。
若い人の場合は、包茎であっても、普段から剥いておくことを心掛けることで早漏も改善されるケースが多いようです。
ただし、大人になってからは自力で包茎を改善することは難しいようです。
包茎が早漏の原因のひとつかもしれないと感じる場合は、クリニックなどで相談してみるのも良い手段でしょう。
外国人にも一定数早漏はいる
外国人にも一定数以上の早漏の人はいます。
また、食生活に気を遣ったり、運動習慣を身につけたりすることでセロトニンの分泌量を増やし、早漏対策をすることは可能です。
また、包茎かつ早漏の場合は包茎を治すことで早漏も改善する可能性があります。
この記事を参考に、自分にあった方法で早漏対策をしてみてください。