ニベアはまつ毛の育毛剤ではありません。
どれだけ塗りたくっても、まつ毛が伸びる事はありません。
今回の記事では、ニベアの危険性、塗り方の注意点について解説します。
さらにニベアやヴァセリン以外でまつ毛を伸ばす方法についても紹介するので、まつ毛を伸ばしたい方は参考にしてください。
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ニベアやヴァセリンにはまつ毛を伸ばす成分が配合されていない
ニベアやヴァセリンには、複数の保湿成分が含まれていますが、まつ毛を伸ばす成分は一切含まれていません。
そのため、ニベアやヴァセリンを塗ることでまつ毛が伸びるとは考えにくいです。
どうしてもまつ毛を伸ばしたいのであれば、まつ毛育毛剤を使った方が高い効果を得られるでしょう。
保湿ができることでまつ毛が長くなる可能性はある
まつ毛を伸ばすには、まつ毛の状態を健やかに整えることが重要です。
特に乾燥したり目の周りをこすったりすると、まつ毛は伸びにくく抜けやすくなってしまいます。
ニベアやヴァセリンにはまつ毛を伸ばす成分は含まれていないものの、保湿ができることでまつ毛が健康になる可能性はあります。
まつ毛が健康になると1本1本が太くなったり、まつ毛が伸びたりする可能性は十分に考えられるでしょう。
ニベア花王はまつ毛に塗っても問題はないと回答しているが、2つの危険性がある
ニベア花王は、ニベアをまつ毛に塗っても問題ないと回答しています。
しかし、まつ毛にニベアを塗ることで以下のような危険が起こるかもしれません。
- 目に入ることで炎症を起こす可能性がある
- 塗りすぎるとまつ毛ダニの原因になる
それぞれの危険性について、詳しく解説していきましょう。
目に入ると炎症を起こす危険がある
まつ毛は眼球に近い場所にあるため、ニベアをまつ毛に塗ろうとすると目に入ってしまう可能性があります。
ニベアが目に入ると、目の中で炎症を起こす可能性があるので十分注意しましょう。
万が一目に入ってしまった場合は、パッケージに記載してある指示に従ってください。
炎症が治らない場合は、医師の診察を受けるようにしましょう。
ベタベタ塗ると「まつ毛ダニ」の原因になる
ニベアを過度に塗りすぎてしまうと、まつ毛の毛根に棲む「まつ毛ダニ」の原因になります。
まつ毛ダニは、油分の多い顔面に棲みつきやすいといわれています。
ニベアは油分が多いクリームなので、まつ毛ダニが棲みつきやすい環境を作ってしまうのです。
そのため、ニベアをまつ毛に塗る際は塗布量に十分注意してください。
まつ毛を伸ばすためのニベアの塗り方と注意点
まつ毛を伸ばすためには、塗り方や注意点を守る必要があります。
特に以下3点の注意点をしっかり守りましょう。
- 目に入らないよう注意して薄めに塗る
- 目に入ったらすぐ十分に洗い流す
- ベタつくようなら洗顔やクレンジングで落とす
それぞれの詳しい注意点について、解説していきましょう。
目に入らないよう注意して薄めに塗る
1つ目は、目に入らないように注意しながら薄めに塗ることです。
先述の通り、ニベアが目に入ると炎症を引き起こす可能性があります。
さらに塗りすぎはまつ毛ダニの原因になるため、あくまで薄めに少しずつ塗るようにしてください。
目に入ったらすぐ十分に洗い流す
2つ目は、目に入ったらすぐに洗い流すことです。
ニベアが目に入ったまま放置してしまうと、炎症が悪化したり赤みや痛みが出たりする恐れがあります。
万が一目に入ってしまったら、すぐに綺麗な流水でしっかりと洗い流してください。
また、その後は一旦ニベアの塗布をやめ、しばらく様子を見ることをおすすめします。
ベタつくようなら洗顔やクレンジングで落とす
3つ目は、ベタつきを感じたら洗顔やクレンジングで落とすことです。
明らかにベタついていると分かる状態ならば、まつ毛にとって良い状況ではありません。
また、ニベアは油分が多いので水だけで洗い流すのは不十分です。
しっかりと油分を取り去れるように、洗顔やクレンジングを用いて落とすようにしましょう。
ニベアやヴァセリン以外のまつ毛を伸ばす方法4選
まつ毛を伸ばす方法は、ニベアやヴァセリンの塗布以外にもたくさんあります。
まつ毛を伸ばす主な方法は、以下の4点です。
- 規則正しい生活習慣で毛周期を整える
- まつ毛を作るタンパク質を十分に摂取する
- 適度な運動で血行不良を解消する
- まつげ貧毛症治療薬を処方してもらう
これらの方法を試すことで、まつ毛が伸びたり太く濃くなったりする可能性があります。
それぞれの方法について解説しましょう。
規則正しい生活習慣で毛周期を整える
まつ毛及び全身の毛には、毛が生えたり抜けたりするサイクルがあります。
これを毛周期と呼び、毛周期は下記3つのサイクルから成り立っています。
毛が伸びる”成長期”
↓
成長が止まる”退行期”
↓
毛が抜け落ちる”休止期”
毛周期が乱れると、しっかりと成長しきれなかったり毛が抜けやすくなったりします。
毛周期を整えるためには睡眠が重要なので、毎日決まった時間に睡眠を取るように心がけましょう。
まつ毛を作るタンパク質を十分に摂取する
タンパク質は、体毛だけでなく皮膚や筋肉など、体の細胞を生成する栄養素のひとつです。
そのため、体内にあるタンパク質量が足りないと、まつ毛まで栄養が行き届かなくなります。
健康なまつ毛はもちろん、髪の毛や皮膚、粘膜を形成するために、適切な量のタンパク質をきちんと補給しましょう。
適度な運動で血行不良を解消する
全身の血行が悪いと、栄養が体の隅々まで行き届きにくくなります。
まつ毛などの細かい部分に栄養が行き渡らなくなると、毛が抜ける原因になったり健康なまつ毛が生えにくくなったりします。
血行不良を改善するために、適度な運動や日々の入浴などで血行を促進しましょう。
血行が良くなると全身の巡りが改善されるので、ダイエットなどにも効果的です。
まつげ貧毛症治療薬を処方してもらう
まつ毛が少なくて悩んでいる、なかなか生えてこなくて辛いという方は、クリニックや病院で診てもらうこともひとつの手です。
症状に応じて、まつ毛貧毛症治療薬などを処方してもらえる場合があります。
生活習慣を整えたりまつ毛美容液を使用したりしても一向に改善されない場合は、一度医師に診てもらいましょう。
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ニベアとまつ毛の相性は微妙、まつ毛の健康が肝心
今回の記事では、ニベアがまつ毛美容液として使用した時の危険性、塗り方の注意点について解説しました。
ニベアは保湿に適した成分で構成されているので、必ずしもまつ毛に良い影響を及ぼすとは限りません。
ニベアをまつ毛に塗布する場合は、適量を塗りながら状態を確認し、万が一炎症等が起きたらすぐに使用を中止してください。