まつ毛美容液をやめても、あなたのまつ毛が短くなることはありません。
そもそも美容液には育毛剤のような効果が無いため、こういった心配は不要です。
こちらでは美容液をやめるとどうなるのか、具体的に解説したいと思います。
まつ毛美容液の使用をやめても、まつ毛の長さ・太さには変化がない
結論から言うと、まつ毛美容液の使用をやめてもまつ毛の長さ・太さに変化が起こることはありません。
そもそもまつ毛美容液の使用によってまつ毛が長くなったり、太くなったりする効果が無いためです。
最初から変化していないものの使用をやめたところで、さらに何らかの変化が起こることは考えにくいです。
まつ毛の長さと太さのキープに効果的なのは美容液でなくまつ毛育毛剤
まつ毛の長さと太さを出すのに効果を発揮するのは、まつ毛美容液ではなくまつ毛育毛剤と呼ばれる商品です。
厚生労働省が定めている「医薬品医療機器等法」上のスキンケア製品の分類から、それぞれの効果の違いを確認していきましょう。
- まつ毛美容液は「化粧品」なのでまつ毛を育てる効果はない
- まつ毛育毛剤は「医薬品」なので育毛効果がある
まつ毛美容液は「化粧品」なのでまつ毛を育てる効果はない
まつ毛美容液は、まつ毛のダメージをケアしたり、まつ毛にハリやコシを与えたりすることを目的として作られた製品です。
配合されている成分上、厚生労働省の定める分類ではもっとも作用がおだやかな「化粧品」に属します。
- 美容液の作用でまつ毛にハリ、コシが出た
- まつ毛のダメージがケアされ抜け毛が予防された
まつ毛美容液の使用を始めてから長さや太さに良い効果があったと感じるのは、上記2点が要因です。
長さや太さが変わらなくても、ハリ・コシが出ることでまつ毛の見た目は多少変化があります。
また、ある程度抜け毛が予防されれば毛量が増えたように感じることもあるでしょう。
ただし繰り返しますが、まつ毛美容液を使用したからと言ってまつ毛が長くなったり、太くなったりといった直接的な効果はありません。
まつ毛育毛剤は「医薬品」なので育毛効果がある
まつ毛育毛剤は、まつ毛の育毛をうながすことを目的として作られた製品。
厚生労働省の分類ではもっとも作用が強いとされる「医薬品」に属します。
化粧品の一部であるまつ毛美容液とは異なり、まつ毛を伸ばしたり、毛量を増やしたりといった育毛効果が期待できます。
ハリやコシがアップし抜け毛が減ったことによる見た目だけの変化とは大きく異なる、まつ毛1本1本の毛根からの改善が可能なのです。
まつ毛の長さと太さを出してキープしたい、という目的のある方には、医薬品に属するまつ毛育毛剤の使用が適切です。
まつ毛育毛剤は使用をやめるとまつ毛が元通りになる
まつ毛美容液の場合、まつ毛の育毛を促進する直接的な効果はないため、使用をやめてもとくに影響はありません。
まつ毛育毛剤には、まつ毛を伸ばしたり増やしたりする効果がある一方で、使用をやめるとまつ毛は元通りになってしまいます。
まつ毛育毛剤の効果を最大限に発揮したい場合の使い方を、詳しく見ていきましょう。
- まつ毛育毛剤の効果は使用を継続している期間のみ有効
- 特別な理由がない限り、まつ毛育毛剤の使用は続けた方がメリットが多い
まつ毛育毛剤の効果は使用を継続している期間のみ有効
医薬品として分類されるまつ毛育毛剤には、ルミガンやケアプロストといったビマトプロスト製剤が含まれています。
ビマトプロスト製剤は、成分を継続して塗布することでまつ毛の毛根が活性化され、育毛効果を発揮する仕組みです。
重要なポイントは、継続した使用が育毛効果を発揮するというビマトプロスト製剤の特性。
言い方を変えれば、まつ毛育毛剤の使用をやめると毛根の活性効果はなくなります。
だいたい1か月から3か月の期間をかけてまつ毛は元の状態へと戻って行ってしまうことを覚えておいてください。
まつ毛育毛剤の効果は、使用を継続している期間のみ有効なのです。
特別な理由がない限り、まつ毛育毛剤の使用は続けた方がメリットが多い
ビマトプロスト製剤が含まれているまつ毛育毛剤の特性上、特別な理由がないかぎりは、製品の使用を続けたほうがメリットは多いです。
まつ毛育毛剤の使用を続けるメリットの例を見てみましょう。
- 理想のまつ毛が手に入る
- アイメイクにかける時間が大幅に短縮される
- まつ毛に存在感が出て目元の印象がアップする
- すっぴんに自信が持てる
- 毎日鏡を見るのが楽しみになる
1日1回、まつ毛育毛剤を塗るだけでこれだけのメリットがあるのです。
さてここで、多くの方が不安に感じるコスト面についても触れておきましょう。
まつ毛育毛剤は高価で、継続して使用すると費用がかさんでしまうのではないかと考える女性は少なくありません。
しかし実は、まつ毛育毛剤はコスパ面も優秀だということを下記でご確認ください。
- まつ毛育毛自体を行わない場合
→長さや太さなど目的別のマスカラを継続して買い続ける必要がある
- まつ毛美容液を使用する場合
→まつ毛全体に1日最低2回は塗布する必要があるため減りは早く購入頻度が高くなりやすく、また本格的な育毛効果は期待できない
- まつ毛育毛剤を使用する場合
→上まつ毛の生え際(付け根)のみに1日1回塗布するだけなので持ちがよく、それだけで本格的な育毛効果が期待できる
まつ毛育毛への興味がなくなったなど特別な理由がない限りは、できる限り使用を続けることをおすすめします。
まつ毛育毛剤はやめたらまつ毛は元にもどる!正しい知識でまつ育しよう
まつ毛育毛剤は、まつ毛の長さや質・量にハッキリと効果が期待できる医薬品です。
しかし、まつ毛育毛剤に配合されているビマトプロスト製剤の特性上、使用をやめるとまつ毛は元に戻ってしまいます。
数か月かけてせっかく理想のまつ毛を手に入れても、また元通りになってしまっては努力が水の泡。
まつ毛育毛のメリットを感じ続けるため、自分に自信を持ち続けるためにも、正しい知識を持ってまつ育に励むことが大切です。