まつげ美容液を使った時に出来る色素沈着はざっくり6つの原因で発生します。
今回の記事では、まつ毛美容液によって色素沈着が起こる理由のほか、色素沈着の予防法や対処法、商品の選び方についても併せて解説します。
まつ毛美容液による色素沈着が気になる方は、ぜひ参考にしてください。
まつ毛美容液で色素沈着が起きる理由6選
まつ毛美容液が原因で色素沈着が起こる理由は、主に以下の5つです。
- 育毛成分が肌に合わなかった
- 雑な塗り方を繰り返した
- 目を擦ってしまった
- 過度な紫外線を浴びた
- ビタミンが不足している
- 美容液でなく育毛剤を使っている
成分が肌に合わなかった
まつ毛美容液に含まれている成分が肌に合わない場合、その成分が反応して色素沈着を引き起こす可能性があります。
まぶたは非常に薄い皮膚であり目元はさまざまな刺激に敏感なので、多くの副作用が起こりやすい部位でもあります。
そのため、少しでも体質に合わない成分が含まれていると、色素沈着や皮膚のかぶれ、かゆみや赤みといった皮膚症状が現れる可能性があります。
雑な塗り方を繰り返した
まつ毛美容液は、なるべくまぶたにつかないように少量をまつ毛に塗布するのが正しい塗り方です。
正しい塗り方をせずに雑に塗ってしまうと、さまざまな副作用を引き起こす可能性があります。
まつ毛美容液がまぶたについてしまうと、赤みやかゆみ、色素沈着の原因に。
また、大量に塗布しすぎるとさまざまな副作用を引き起こしやすくなります。
まつ毛美容液に付属している取扱説明書をよく読んで、正しい量・正しい頻度で塗布するようにしましょう。
目をこすってしまった
まつ毛美容液をつけた後に目をこすってしまうと、まつ毛美容液がまぶたについたり目の中に入ったりする恐れがあります。
まつ毛美容液がまつ毛以外の部分に着くと、さまざまな副作用を引き起こしやすくなります。
また、普段から目をこする癖がある方は要注意。
目をこすること自体が刺激になり、目元のたるみやシワ、色素沈着を悪化させる可能性があります。目元の皮膚は薄くダメージを受けやすいので、なるべく触らないように心がけてください。
過度な紫外線
紫外線は、人体に多くの悪影響を及ぼします。
長時間皮膚に紫外線を浴びるとダメージが蓄積され、シミやシワの原因になることは有名でしょう。
目元の皮膚はどこよりも薄くダメージを受けやすいため、紫外線の影響をより受けやすいといわれています。
過度な紫外線を浴びると、目が充血したり色素沈着を引き起こしたりするほか、まぶたのたるみになって目が小さく見えることも。
そのため、紫外線の多い季節のレジャーや外出時は、日焼け止めだけでなくサングラスを着用することも心がけましょう。
日傘や帽子も紫外線対策に有効です。
ビタミン不足
人体に必要なビタミンが不足すると、さまざまな悪影響を及ぼします。
特に目元のくすみや色素沈着を改善させるためには、美白作用を持つビタミンCが有効といわれています。
食事やサプリからビタミンを摂取することはもちろん有効です。
さらに、ビタミンC誘導体が配合されているアイクリームを塗ることで、くすみや色素沈着を改善することにつながるでしょう。
美容液でなく育毛剤を使っている
まつ毛美容液でなく、まつ毛育毛剤を使っている人には副作用として色素沈着が現れやすいです。
まつ毛育毛剤にはビマトプロストと呼ばれる有効成分が配合されており、こちらの成分がまつ毛の成長を促します。
ただ、副作用としてメラニンの生成を促す働きもある為、色素沈着が現れる可能性が高くなっています。
【予防5選】まつ毛美容液で色素沈着しないために意識すること
まつ毛美容液で色素沈着しないために意識したい点は、以下の5つです。
- メーカーが定める用量・用法を正しく守る
- 開封後は2ヶ月以内を目安に使い切る
- アイクリームなどで紫外線対策・保湿ケアを行う
- 使用前に肌を清潔な状態にしておく
- アレルギー対策としてパッチテストをしてから使用する
メーカーが定める用法・使用量を守る
使用前に取り扱い説明書をよく読み、用量・用法を正しく守って使用しましょう。
使用回数や使用量などを守らないと、副作用を引き起こす原因になります。
早くまつ毛の状態を整えたいからといって、まつ毛美容液を使いすぎてしまっては逆効果です。
効果が出るためには時間がかかるので、正しい方法で使用してください。
開封後は2ヵ月以内を目安に使い切る
一度開封したまつ毛美容液は、雑菌が入りやすい状態になります。
まつ毛自体に細菌がついていると、まつ毛美容液の中で増殖してしまう危険性も。
そのため、一度開封したまつ毛美容液は、2ヶ月以内を目安に使い切ってください。
それ以上の期間使い続けると、雑菌が繁殖したまつ毛美容液を塗布し続けてしまうかもしれません。
一見問題なさそうに見えても、まつ毛美容液が目元のダメージにつながる恐れがあります。
そのため、使用期限は必ず守りましょう。
アイクリームなど紫外線対策・保湿ケアを行う
日焼け止めやサングラスは、紫外線対策に有効です。紫外線を浴びた後は肌がダメージを受けてバリア機能が弱まっているため、乾燥しやすい状態になっています。
そのため、紫外線の多い季節こそ保湿ケアが重要です。
化粧水でしっかりと水分補給をして乳液で油分の蓋をした後は、アイクリームで目元の保湿ケアを行いましょう。
目元の皮膚は特に薄くダメージを受けやすいので、特別なケアが必要です。
ビタミンC誘導体が配合されたアイクリームで、皮膚のくすみや色素沈着を予防しましょう。
使用前に肌を清潔な状態にしておく
まつ毛美容液の使用前は、目元の皮膚を清潔な状態にしておくことが大切です。
不潔な状態のまままつ毛美容液を塗布してしまうと、成分が浸透しにくいだけでなくまつ毛美容液内に雑菌を繁殖させてしまう可能性が高まります。
まつ毛美容液を使用するタイミングは、洗顔後すぐがおすすめです。
メイクや汚れをきちんと落とした清潔な状態で、まつ毛美容液を塗布してください。
アレルギー対策にパッチテストをしてから使用する
まつ毛美容液でアレルギーを引き起こすと、目元の腫れや赤み、かゆみなどの症状が現れることがあります。
目元をこすったり触ったりすることにもつながるので、事前にアレルギーが起こらないかどうかを確認することが重要です。
まつ毛美容液の取扱説明書に、パッチテストの方法が記載されています。
まつ毛美容液を使用する前に、取扱説明書の指示に従ってパッチテストを行いましょう。
まつ毛美容液で色素沈着した場合の対処法2つ
まつ毛美容液で色素沈着が起こってしまった場合は、以下2つの対処方法があります。
- 一旦使用を中止して様子を見る
- 気になる場合は皮膚科へ相談する
使用を一旦中止して様子をみる
異常が現れたにも関わらず使用を続けると、取り返しのつかないことになるケースがあります。
少しでも異変を感じたら、すぐにまつ毛美容液の使用を中止してください。
美容液が異常の原因だった場合は、使用を中止してから3日〜1週間程度経過すると症状が落ち着きます。
時間が経過して元の状態に戻った場合は、特に受診をする必要もありません。
ただし、使用を再開するとまた同じ症状が現れる可能性が高いです。
そのため、まつ毛美容液以外の方法でまつ毛をケアすることをおすすめします。
気になる場合は皮膚科へ相談する
使用を中止しても症状が改善されない場合、もしくは症状がひどくなった場合には、すぐに皮膚科や眼科を受診してください。
そのまま放置していると、手術が必要になるケースもあります。
特に色素沈着やまぶたの腫れがひどい場合やまぶたのたるみがひどくなった場合は、すぐに医師の診察を受けましょう。
まつ毛美容液で色素沈着しないものを選ぶ方法
色素沈着しないまつ毛美容液の選び方は、以下の3点がポイントです。
- ビマトプロスト製剤を避ける
- 肌に優しく添加物の少ないものを選ぶ
- 口コミを見て判断する
ビマトプロスト製剤を避ける
ルミガンやケアプロストなどのビマトプロスト製剤には、まつ毛を育毛する効果がありますが、同時に副作用として色素沈着を引き起こしやすい特徴があります。
まつ毛美容液と違って、ちゃんとまつ毛が伸びる医薬品ではありますが、美容液を使うよりも色素沈着が現れるリスクが大きいため、気になる人は避けた方が良いでしょう。
肌にやさしい添加物の少ないものを選ぶ
ビマトプロスト以外の成分でも、肌に合わない場合は赤みやかゆみを引き起こす可能性があります。
特に目元の皮膚は薄くダメージを受けやすいため、なるべく肌に優しいまつ毛美容液を選びましょう。
添加物の少ないもの、無添加のものだと、肌にダメージを引き起こす可能性が低いといわれています。
口コミをみて判断をする
実際にまつ毛美容液を使用した人の口コミは、信憑性が高いです。
「肌荒れが起きなかった」「使い心地が良かった」という口コミが多い商品は、比較的安心して使うことができます。
気になる商品がある方は、一度コスメ情報サイトなどで口コミを見てみましょう。
ただし、人によって体質や肌質の差があるので、参考程度に留めておいてください。
まつ毛美容液は正しく使って色素沈着や副作用を予防しよう
まつ毛美容液は、含まれている成分によって色素沈着が起こる場合もあります。
また、誤った使用方法でまつ毛美容液を使っていると、さまざまなダメージの原因になることも。
まつ毛美容液を使用する際は、正しい用量・用法を守ることが大切です。
万が一異常が現れた場合はすぐに使用を中止し、必要に応じて医師の診察を受けましょう。
放置していると取り返しのつかないことになる場合もあるので、気になる場合はすぐに皮膚科・眼科を受診してください。