早漏は手術をすれば高確率で改善します。
本記事では、早漏改善に繋がる、早漏の手術の基本やその内容についてお伝えしていきます。
手術で治る早漏タイプは3種類
早漏には種類があり、場合によっては手術でそれを改善できる可能性があります。
手術で治る早漏タイプを3種類下記の内容にまとめました。
- 包茎による早漏
- 亀頭が刺激に弱い早漏
- 陰茎が刺激に弱い早漏
包茎による早漏
早漏に悩む男性の中には、包茎が原因となって早漏になってしまったという方が少なくありません。
包茎には大きく分けて、
- 仮性包茎
- 真性包茎
- カントン包茎
などがあり、真性包茎やカントン包茎は手術でないと治療が出来ません。
包茎によって、普段露出されていない亀頭は外部の刺激に非常に敏感である為、刺激に耐えられず射精してしまう敏感性早漏になってしまいます。
あなたの早漏の原因が包茎だった場合には、手術を受ける事で改善する確率が非常に高いです。
亀頭が刺激に弱い早漏
亀頭が刺激に弱い早漏は、敏感性早漏の一種。
包茎ではないが、亀頭が刺激に弱いという男性も手術によってケアが可能です。
具体的には、亀頭強化術と呼ばれる施術で、亀頭を増大・強化させることで過敏状態を緩和するといったものになります。
亀頭増大術の一種である亀頭強化術は、その方法もさまざまです。
具体的な手術内容については後述致します。
陰茎が刺激に弱い早漏
敏感性早漏というと、亀頭の敏感さが語られますが、陰茎が敏感といった方もいます。
仮性包茎の方で包皮が長く、包皮オナニーばかりをしていたなど、陰茎自体が刺激に馴れておらず包茎になるといった場合もあるでしょう。
陰茎が刺激に弱い早漏の場合、陰茎増大や小帯切除術などの手術が考えられます。
亀頭強化術と同様、陰茎部に素材が注入されることにより、陰茎部の過敏な状態を緩和することが可能です。
心因性の早漏は手術では治らない
早漏の中には精神的なものが関連する、心因性早漏といったものがあり、これは手術で治せる症状ではありません。
心因性早漏は、強いストレスを慢性的に受けているとか、セックスに対する不安・緊張・トラウマなど、精神面が主体となって起こる早漏です。
手術ではなく、メンタルケアが重要な早漏になります。
上記3つの要因に当てはまらなかった場合には、心因性早漏も疑ってみるとよいでしょう。
早漏を手術で改善!4種類の手術を解説
早漏を改善できる手術の種類を4つ下記の内容にまとめました。
- 包茎手術
- 包皮小帯切除法
- 亀頭冠焼灼法
- 薬剤注入法(亀頭強化術)
包茎手術
包茎手術とは、その名の通り包茎を治療するための手術です。
包茎手術と一口にいってもその種類は多岐に渡るため、代表的な方法を下記で解説していきます。
- 作図法
- クランプ法
- 亀頭直下法
- 包皮環状切除法
作図法
包茎手術の中でも古くから取り入れられてきた手術が、作図法です。
包皮口を中心とした余剰包皮を切除し縫合するといったシンプルなもので、仮性包茎や真性包茎、カントン包茎など種類を問わず手法として知られています。
また、一般泌尿器科の中には保険診療としている場合もあるため、経済的にもメリットがある手法と考えられているようです。
一方、どうしても包茎手術の傷跡が見えてしまったり、明るい内板包皮が残ることから、ペニスがツートーンカラーになるといった、包茎手術をしましたといったビジュアルになってしまうデメリットがあります。
クランプ法
手軽に行なえる包茎手術として知られる手法に、クランプ法と呼ばれるものがあります。
クランプ法とは、亀頭にコーンと呼ばれる専用器具を被せた後、包皮をその上に被せ、包皮を切除するといった手法です。
具体的には、コーンに包皮を被せた後にリング状に穴の開いた金具を被せ、包皮を挟み込んだ上で切除するといった流れになります。
一定レベルの外科的技術が必要ではないことで、最短10分程度、また安価に包茎手術ができると話題になりました。
レーザーメスを併用することがほとんどで、傷口が目立ってしまうこと、ペニスがツートーンカラーに見える、器具によって起こる外傷が治りにくいといったデメリットもあります。
亀頭直下法
近年、数多くのクリニックのベースとなっている包茎手術が、亀頭直下法です。
亀頭直下法は、まず余剰包皮を亀頭下の包皮、そして根元に向かい計測するとこから始まります。
その結果を見た上で余剰包皮を切除し縫合することから、縫合部は亀頭の下部分に収まるため、見た目が非常にキレイなままで手術を終えることができる手法として人気です。
クリニックによっては、美容外科的な技術を取り入れることにより、さらにナチュラルな状態で仕上げてくれるため、仕上がりの見た目も重視する方にはおすすめの手法といえます。
ただし、専門的な医療知識が必要となるため、可能なクリニックが限られること、またカントン包茎や真性包茎の症状によっては、亀頭下部分に傷が収まらない可能性もあることは頭に入れておきましょう。
包皮環状切除
包皮環状切除は、亀頭を出した状態の際、余分になっている一部の包皮を切除する手法です。
余剰と判断された包皮をリング状にはぎ取った後、亀頭下部分に残した包皮とその下部の包皮をカリ下部分で目立たないように縫い合わせる手法となります。
こちらも、比較的短時間で終わらせることができる手術とされていますが、傷跡が目立つことからビジュアルに難アリと指摘されることも珍しくありません。
包皮小帯切除法
包皮小帯切除法とは、亀頭の裏部分にある帯(包皮小帯)を切除する手法です。
包皮小帯は、より敏感な部位であり、同部位が早漏の原因となることも珍しくありません。
主に、包皮小帯の形に沿った上で木の葉型に切除し、その後に縫合するといった流れになります。
亀頭の裏部分なので目立ちにくく、クリニックによっては勃起時に不快感を感じないようにデザインしてくれる場所もあるようです。
亀頭冠焼灼法
亀頭冠焼灼法とは、亀頭と陰茎の間に位置しているくびれた部分のことで、「カリ首」と呼ばれる「亀頭冠」を焼灼する手法です。
亀頭冠は非所に敏感であることから、早漏の原因になるとも考えられています。
その亀頭冠を高周波メスで焼灼することで、早漏を改善することが可能です。
局部麻酔を使用するため熱さはそこまで感じることなく、術後の見た目もキレイであることからバレる心配もないでしょう。
薬剤注入法(亀頭強化術)
早漏手術の中には、薬剤注入法(亀頭強化術)なども存在します。
薬剤注入法(亀頭強化術)の代表的な種類を下記で解説していきます。
- エランセ
- ヒアルロン酸
エランセ
亀頭強化術などの際、「エランセ」と呼ばれる注入材を使用することがあります。
エランセとは、PCL(ポリカプロラクトン)を主成分とした注入材であり、注入後にコラーゲンの生成が促されるものです。
比較的安全性が高く、4年以上の増大効果を維持するなど、効果の高さが魅力といわれています。
亀頭増大はもちろん、ハリ、硬さも出るため過敏な状態を緩和することができるでしょう。
ヒアルロン酸
亀頭強化術によく使用されるのが、ヒアルロン酸注入法です。
ヒアルロン酸を亀頭周辺に注入することにより、亀頭のハリと硬さをアップさせ、増大させる効果が期待できます。
最大、外周25%のサイズアップも期待できるなど、即効性の高さも魅力です。
ただし、ヒアルロン酸のみでは効果は1年程度と短いため、持続型ヒアルロ酸、パーマネントフィラーなどを勧めるクリニックも多くあります。
早漏を手術で治すメリット
こちらでは、早漏を手術で治すメリットを詳しく解説していきます。
- 民間療法よりも確実性が高い
- 短期間での早漏改善が期待できる
民間療法よりも確実性が高い
巷には、早漏改善に役立つ民間療法が数多く存在しています。
骨盤底筋を鍛えるトレーニングをはじめ、チントレ、さらに早漏治療薬の使用などもあるでしょう。
これら民間療法は、100%早漏改善に役立たないとは言えず、継続的に行なうことで改善に向かう可能性は十分にあります。
しかし、民間療法は約束された改善法ではない上に、包茎が早漏の原因だったとした場合は手術以外で対処するのは難しくなるでしょう。
仮性包茎ではなく、真性包茎やカントン包茎は自身で治癒することはほぼ不可能で、何らかの迷信を信じてしまうと取り返しの付かないことになりかねません。
早漏の原因が包茎にあった場合、確実に治療できる包茎手術が確実といえるでしょう。
短期間での早漏改善が期待できる
上記でお伝えしたように、民間療法は決して悪い改善方法ではありません。
しかし、問題は即効性がないところです。
「〇〇が衰えているから運動をしよう」
「食生活の改善が重要」
等、いろいろな民間療法には効果はあるかもしれませんが、それを数ヶ月以上継続する必要があります。
一方、早漏手術は数十分で終わり、長くても一ヶ月以内には包茎が改善し、普段通りの生活に戻ることが可能です。
長い目で見ても、確実性、そして短時間での早漏改善が期待できる包茎手術を選ぶべきではないでしょうか。
早漏を手術で治す際の注意点
早漏を手術で改善する方法にはメリットが数多くあります。
一方、大きなデメリットとしては、やはり「早漏手術の費用」がかかるところでしょう。
また、ほかにも注意点がいくつかあります。
その内容について下記で詳しく解説します。
- そこそこ大きな費用がかかる
- 手術の種類によっては傷跡が残る可能性がある
そこそこ大きな費用がかかる
早漏手術の一般的な相場を下記の表にまとめました。
作図法 | 5万円~ |
クランプ法 | 3万円~ |
亀頭直下法 | 16万円~ |
包皮環状切除 | 10万円~ |
包皮小帯切除法 | 15万円~ |
亀頭冠焼灼法 | 5万円~ |
薬剤注入法(エランセ) | 20万円~ |
薬剤注入法(ヒアルロン酸) | 10万円~ |
これらは、あくまで相場であり、クリニックによっても大きく価格が変わります。
クリニックによって独自の包茎手術を用いていたり、保険が適用されるものがあるなど、簡単に「この包茎手術は〇〇円で絶対できる」とは言い切れません。
5万円から10万円でできるといった話もあれば、数十万円は必要といった話など、ご自身の包茎の症状や選ぶ手術の内容によっても大きく違ってくるのが包茎手術の特徴です。
包茎手術の料金に不安がある方は、必ずクリニックのカウンセリングを受け、提示された料金に納得できた上で契約するようにしましょう。
手術の種類によっては傷跡が残る可能性がある
上記で包茎手術の種類を解説しましたが、作図法やクランプ法など、一部の種類によっては術後の傷跡が残ってしまうものがあります。
それらを気にしないといった方であれば問題ありませんが、包茎手術を受けたことを知られたくない男性も多いでしょう。
その際は、費用がかかる可能性がありますが、できるだけ最新の包茎手術を取り入れているクリニック、美容外科的な施術をするクリニックを選ぶ必要があります。
実際、その傷跡を目立たなくしたいといった要望で、別のクリニックを利用する方もいる為、包茎手術に後悔しないためにも、注意して手術の内容を選ぶようにしましょう。
最低2週間はオナニーもセックスも禁止
包茎手術の注意点のひとつが、術後その日からオナニーやセックスができないところにあります。
包茎手術の種類によっては、数日間、外側や内側に包帯をつけて過ごすことになるでしょう。
さらに、ペニスが外的要因によって痛まないために、常に清潔にし、よりデリケートに扱う必要があります。
また、抜糸をする必要がある場合もあるため、その際には1週間以上は糸が縫い付けられた状態で過ごすことになるでしょう。
期間は手術内容によっても変わりますが、一般的には最低2週間はオナニーもセックスも禁止されるため、性的欲求に負けない、また大切なセックスの用事は入れないようにしておいてください。
早漏は要因次第で手術を選択肢に入れるのはアリ
早漏はさまざまな要因で発症します。
しかし、それが包茎だった場合、「包茎手術」といった選択肢は決して絵空事ではありません。
また、包茎は早漏だけでなくEDであったり、ペニス自体を不潔にするなど、さまざまな悪影響の元凶になることもあります。
もし、今包茎と早漏で悩んでいる方がいたら、包茎手術といった手段もひとつ頭の片隅に置いておくとよいのではないでしょうか。