生理痛が辛くて、恋人や友人との予定をドタキャンしてしまった。そんな経験はありませんか。
生理の痛みは個人差があり、周囲の理解を得る事が難しい場合も。
痛くて仕方がない上に、人間関係の悩みまで抱えてしまうと辛いですよね。
今回は、生理痛が辛い時の恋人や友人との付き合い方をご紹介します。
「予定をドタキャンしてしまい、罪悪感に苛まれている」「いつも生理痛を我慢して人間関係を優先している」という方は、ぜひ参考にしてはいかがでしょうか。
生理痛が辛い!ドタキャンって悪いこと?
「生理痛が辛くて予定をドタキャンしたい。相手に悪く思われるかな?」
もしこのような悩みを抱えている場合、一度相手との関係性を考えてみましょう。
ドタキャンを許してくれる友人と付き合う?
生理痛がひどく、友人との予定を急遽キャンセル。すると友人はひどく怒ってしまった。
もちろん、ドタキャンは良くない事です。
しかし誠意を持って謝罪し、生理痛がひどい旨を伝えても理解を得られない場合、その関係性を続けていく事に不安を覚えませんか。
また、生理痛を我慢して無理に会った場合、更に体調が悪くなってしまう可能性があります。
その結果相手に迷惑をかけてしまい、せっかくの時間が台無しに。
ドタキャンをするのか、生理痛を我慢して会うのかという選択肢で迷った場合、あなたと相手の関係性を考えてみましょう。
信頼関係があるならば、あなたの不調で怒ったりするでしょうか。
生理痛も人間関係も我慢している方は、「自分はどうしたいのか」について、心の声に耳を傾けてみましょう。
多くの男性は理解してくれる!
「待ちに待った彼とのデート!でも、生理痛が辛いから本当は家に引きこもりたい」こんな場合、あなたならどうしますか。
ドタキャンすると嫌われてしまう?自己管理ができていないと思われてしまう?
あなたと彼との関係性にもよりますが、多くの男性は理解したいという姿勢を示してくれます。
恋人同士の場合であればなおさら、あなたの生理について話をする事が大切でしょう。
日本では、「生理の話は公にするものではない」という意識が強い傾向にあります。
しかし、生理前や生理中の状態をパートナーに伝える事で、思わぬぶつかり合いを防げるメリットも。
生理前や生理中、恋人との関係がぎくしゃくしがちという方は、一度生理について話をする機会を設けてはいかがでしょうか。
職場によりマイナスイメージになる?
個人差の大きい生理痛。そのため、周囲から100%の理解を得る事は難しいでしょう。
生理痛で会社を休む事について、難色を示す上司や同僚もいるのが現実です。
一方理解のある職場では、仕事量の調整や急な休みにも応じてくれる場合もあります。
「生理痛で休んだ事に、マイナスイメージを持たれたかな」と悩んでいる方は、まずは生理痛を和らげる事を優先しましょう。
周囲から100%理解を得られなくても、自分を守ってあげられるのは自分です。
しかし、できる事ならマイナスイメージを持たれずに休む方が、気持ちも楽ですよね。
次の項目では、生理痛で人間関係を悪化させないコツをお伝えします。
生理痛で人間関係を悪化させないコツ!
人間関係を悪化させないコツは、相手の状況も考えながらどうしてほしいかを具体的に伝える事。
まずはあなた自身が、生理の状況を把握する所からスタートしましょう。
生理痛は、どのような痛みですか。痛みの他に、どのような症状がどのぐらいの期間続きますか。
把握ができたら、生理痛が及ぼす生活への影響を思い浮かべます。
<例>
- 人に八つ当たりしてしまう
- 悲しい気持ちになって何もやる気が起こらない
- 生理痛で通勤が大変
- 生理中は誰とも遊びたくない
- あなたは恋人や友人、職場の人にどんな理解を求めますか。
<例>
- この時期は気持ちがふさぎ込んでしまいがちだから、そっとしてくれると嬉しいな
- 外に出かけるのはしんどい。でも、テレビ電話なら大歓迎!
- 生理痛がひどくて力仕事はできないけれど、この作業ならできそう
- 生理痛で急に休んでしまうかもしれないから、このスケジュールは調整させてほしい
「相手の状況」「自分がどうしたら楽になれるのか」「具体的に」を基準に、イメージしてみてくださいね。
生理痛による痛みを抑える対策!
生理は痛みがあって当然?
いいえ、生理痛は対策をとる事で痛みを抑えられます。
ここでは5つの対策をご紹介しますので、あなたの状況に照らし合わせてご覧くださいね。
骨盤の歪みが余計に悪化させる?
猫背、反り腰、足を組む、カバンを持つ側が決まっているなど、思い当たる事はありませんか。
これらは、骨盤が歪んでしまう原因になります。
骨盤が歪むと子宮や卵巣が圧迫され、血液の巡りが悪化。
すると生理痛の正体である「プロスタグランジン」の分泌が増加し、生理痛が悪化してしまうのです。
骨盤の歪みに自覚がある方は、普段の姿勢や左右のバランスを見直してはいかがでしょうか。
身体を冷やさない!
身体を冷やす事も、血流の停滞に繋がります。
温かい服装、ブランケット、腹巻、カイロなど、冷え対策は万全にしましょう。
また、身体の内側から温めるのも効果的です。
生姜湯やカモミールティーを飲むと身体がポカポカしますよ。
大切な事は、生理痛がある時だけでなく普段から身体を冷やさない事。
体内の巡りを良くして、生理時の痛み緩和に繋げましょう。
適度な運動を取り入れる!
身体が凝り固まっていませんか。
長時間同じ姿勢をとる事が多い、運動の習慣がないという方は、適度な運動を取り入れてみましょう。
運動も血行の促進に関わるため、生理痛対策にはぴったりです。
ストレッチ、散歩、お風呂の中でバタ足運動、ラジオ体操など、できる事から始めてみませんか。
鎮痛薬も用意しておく!
生理痛がある方は、鎮痛剤を用意しておきましょう。
痛みを我慢して生活するのは、ストレスの元。
これまで避けてきたという方も、鎮痛剤に頼ってみてはいかがでしょうか。
もちろん用法用量を守る事が前提です。
冷え対策や適度な運動などと併せて、生理痛緩和に役立てましょう。
生理痛の周期を理解しておく!
生理周期は、人によって違います。
標準的な周期は28日ですが、それより短い人もいれば長い人も。
自分の生理周期を理解しておく事で、体調に合ったスケジュールを立てやすくなります。
生理の3~10日前にかけて生じるPMS(生理前症候群)、生理痛の症状が強い方は、この期間の予定の立て方を工夫しましょう。
また、生理周期が不規則になる場合もあります。
ストレスや過度なダイエットなどは生理不順を招きますので、思い当たる問題があれば見直す必要があるでしょう。
あなたの生理痛に合ったライフスタイルを!
生理痛の程度は、人によって様々。
周囲の理解を得るためには、まずは自分自身が生理痛と向き合う事が大切です。
生理痛は我慢するものではありません。
そして、人間関係も無理して続けるものではありません。
生理痛も人間関係も、ストレスフリーに近づけたら素敵ですよね。
ぜひあなたに合った生理痛の対策をして、あなたが望むライフスタイルの実現を目指しましょう。