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【総合版】栄養ドリンクはNG。生理痛を悪化させる飲み物と和らげる飲み物

生理痛は栄養ドリンクで緩和するの?生理痛がつらい時におすすめの飲み物10選

辛い生理中に選ぶ飲み物によって、生理痛が酷くなったり、軽くなったりすることを知っている人は意外と少ない物です。
こちらの記事では、生理痛を悪化させる飲み物と、痛みを和らげる飲み物をご紹介します。

【絶対NG】生理痛を悪化させる飲み物3選

生理痛を悪化させる飲み物のイラスト

こちらでは生理時に絶対飲んではいけない飲み物を3つご紹介します。

これらを意識的に避けるだけでも、生理痛が悪化する状況を防ぐことができます。

  • カフェインを多く含む飲み物
  • 冷えたお酒
  • 甘いジュース類

カフェインを多く含む飲み物

生理痛とカフェインの相性は最悪。
カフェインには血管収縮効果があるため、生理時の子宮収縮の力が強くなり、生理痛の悪化に繋がります。

下記のようなカフェインを多く含む飲み物は生理中は避けるようにしましょう。

  • コーヒー
  • チョコレートドリンク
  • 栄養ドリンク(レッドブル等)
  • 緑茶
  • ウーロン茶

冷えたお酒

生理時は、貧血や脱水状態になりやすい為、アルコールを摂取することで頭痛や二日酔いを起こしやすい状態になっています。

その為、キンキンに冷えたビール等の冷たいお酒を飲んでしまうと、生理痛の悪化だけでなく頭痛や二日酔いなどの体調不良に繋がりやすいです。

仕事の付き合いなどでどうしてもお酒を飲まなければいけない時には、常温またはホットの赤ワイン、熱燗の日本酒などを選ぶようにしましょう。

甘いジュース類

甘いジュース類に多く含まれている砂糖などの糖分には、体を冷やす原因になってしまいます。
血糖値が急激に上昇し、それを下げるべく放出されたインスリンが必要以上に体温を低下させ、生理痛が悪化するという結果に繋がってしまいます。

コーラ、フルーツジュース、カルピスなどの甘いジュース類は生理中は控えましょう。

生理痛を楽にする飲み物9選

生理痛を楽にする飲み物のイラスト

生理痛を楽にする飲み物を選ぶ際、下記のポイントを意識してみましょう。

  • 体を温める素材を使っている
  • 血流改善が期待できる成分を含有
  • ビタミンEなどが豊富
  • 温めて飲む

これらを意識した、おすすめの生理痛を楽にする飲み物を9つ、下記でご紹介します。

  1. ジンジャーティー
  2. カモミールティー
  3. ココア
  4. ローズヒップティー
  5. ルイボスティー
  6. 米麹甘酒
  7. ホット豆乳
  8. たんぽぽ茶
  9. アーモンドミルク

1.ジンジャーティー

ジンジャーティーは、生理痛が楽になる飲み物の代表。
紅茶にはカフェインが含まれているため、ノンカフェインのものを選ぶのが理想的でしょう。

生姜には「ショウガオール」「ジンゲロール」といった血管拡張が期待できる成分が含まれているため、積極的な摂取をおすすめします。

材料
  • ノンカフェインティーのパック
  • 生姜すりおろし
  • はちみつ
レシピ
  1. マグカップにすりおろした生姜を入れる
  2. 熱湯を注ぎかき混ぜる
  3. ノンカフェインティーのパックを入れる
  4. 適量はちみつを入れる

2.カモミールティー

リラックス効果が高いことで知られるカモミールティーも、生理痛の緩和に効果的です。
鎮痛効果、鎮静効果、消化促進などがあり、生理痛によるけいれん性の痛みを緩和すると言われています。

カモミールティはノンカフェインの市販のものを利用しても良いですが、ご自身で作ることもできるため下記に記します。

材料
  • カモミールの花
  • お湯
  • はちみつ
レシピ
  1. 収穫したカモミールの花をよく乾燥させる
  2. 5から8輪ほどのカモミールを暖めたティーポットに入れる
  3. 熱湯を注いで数分蒸らし、カップこしながら注ぐ
  4. お好みではちみつを入れる

はちみつは入れても入れなくても問題ありませんが、そのままだと少し飲みにくいといった方ははちみつを入れてみましょう。

3.ココア

ココアには「ポリフェノール」が豊富に含まれており、血管拡張効果によって生理痛を和らげます。
鉄分補給にも役立つのも嬉しい飲み物ですね。

カフェインが少量含まれているため飲み過ぎには注意するほか、甘さも控えめにしながら頂きましょう。

材料
  • 純ココア
  • 豆乳(練る用)
  • 豆乳
レシピ
  1. 耐熱カップに純ココアに豆乳を入れて入れて混ぜる
  2. ペースト状になったら豆乳を入れてかき混ぜる
  3. 電子レンジに入れ、600wで一分半程度加熱する

甘さがどうしても足りない方は、最初に砂糖を少し入れておいても良いでしょう。
牛乳でも代用できますが、大豆イソフラボンの効果を期待するのであれば豆乳をおすすめします。

4.ローズヒップティー

バラの果実「ローズヒップ」を利用した飲み物も、生理痛の緩和におすすめです。
ローズヒップはビタミンCが豊富であることから、生理中に不足しがちなビタミンCの補充に最適でしょう。

また鉄分やポリフェノール、ほかビタミンなども豊富である上にリラックス効果があるため生理中の精神不安定な状況にも効果が期待できます。

また、ノンカフェインなので安心です。

材料
  • ローズヒップティー
  • お湯300ml
レシピ
  1. ティースプーン2杯分をティーポットに入れる
  2. お湯を注ぐ
  3. フタをして3分ほど蒸らす

ローズヒップティーにはハイビスカスが含まれていることも多いですが、ハイビスカスもノンカフェインで生理痛にも良い効果が期待できるためおすすめです。

5.ルイボスティー

ルイボスティーも、生理痛を楽にする効果が期待できる飲み物です。
ミネラルを豊富に含むため生理中の精神不安には効果があるといわれています。

ポリフェノールも豊富で血管拡張効果もあると言われており、生理痛による腹痛や腰痛、頭痛にも効果があると注目されているハーブティーです。

材料
  • ルイボスティー茶葉
  • お湯
レシピ
  1. 1リットルほどの水を火にかける
  2. 沸騰したら5g程度のルイボスティー茶葉を入れる
  3. 10分間に出し、茶葉を取り出す

煮出したルイボスティーはできるだけ温かい状態で飲むと、より高い効果が期待できます。

6.米麹甘酒

日本が誇る飲み物である米麹甘酒も、生理痛に効果があると考えられています。
甘酒自体はアルコールが含有されていますが、米麹甘酒であれば安全です。

血管拡張効果をはじめ、多種多様なアミノ酸やビタミンが豊富かつ、美肌効果も期待できるため生理中の肌荒れにも効果が高い可能性があります。

材料
  • もち米
  • 米麹
  • 湯冷し
レシピ
  1. おかゆを炊く
  2. 湯冷しを入れて冷ます
  3. 米麹を入れる
  4. 炊飯器の保温ボタンを押し、ザルを乗せながら1時間に一回かきまぜる
  5. 数時間後、炊飯ボタンを入れて煮立たせ塩を入れて完成

7.ホット豆乳

生理痛緩和に手軽に取り入れることができるのが、豆乳です。
豆乳には大豆イソフラボンが含まれており、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きを持つことで知られています。

そのため、生理中に豆乳を摂取することでホルモンバランスが整い、生理痛の緩和が期待できるのです。

材料
  • 豆乳
  • きなこ
  • はちみつ
レシピ
  1. マグカップにきなことはちみつを入れる
  2. 豆乳を入れてかきまぜ、残りの豆乳を全て入れる
  3. レンジに入れ500wで2分加熱する
  4. スプーンでかきまぜたら完成

きなこにも大豆イソフラボンが含まれているため、豆乳と一緒に摂ることでより高い効果が期待できるでしょう。

8.たんぽぽ茶

たんぽぽ茶も、生理痛を楽にすると考えられている飲み物です。
たんぽぽ茶にはエストロゲンを分泌させる効果があることから、生理痛に古くから効果的と言われていました。

ホルモンバランスが整うことで、精神的不安も安定させることができるためおすすめです。

材料
  • たんぽぽの花
  • お湯
レシピ
  1. ティーカップにたんぽぽの花を入れる
  2. お湯で煮出す
  3. 数分おいたら完成

9.アーモンドミルク

近年注目されているアーモンドミルクも、生理痛の緩和に効果的と言われています。
アーモンドにはビタミンEが豊富に含まれており、その含有量は食材の中でもトップクラスです。

また、粉砕したアーモンドはより吸収率がアップするため、アーモンドミルクとしての摂取は効果的でしょう。
ビタミンEは、もともと不妊解消のビタミンとして知られており、女性ホルモンの分泌などを促します。

生理痛、生理不順、月経前症候群の緩和も期待されているなど、生理痛の悩む女性の強い味方と言えるでしょう。

材料
  • 生かローストアーモンド
  • 豆乳
レシピ
  1. 軽く洗ったアーモンドと水をミキサーにかける
  2. ボウルにざるを重ねて布で濾す
  3. 180℃に余熱したオーブンで5分加熱す工程を繰り返し、水分を飛ばす
  4. 粉砕した粉を温かい豆乳に溶かす

まとめ

生理痛に苦しんでいる際、良かれと思って飲んでいるものが逆効果になることもあります。
本記事で紹介したように、生理時は血管が収縮していたりホルモンバランスが乱れているなど、いつもの自分とは違った状況です。

生理痛の要因はさまざまですが、体を温めたり効果が高い栄養素を摂取したり、精神的に安定させるような飲み物を飲むようにしましょう。