はげに悩んでいる男性は年々増加傾向にあると言われており、あなたもその一人です。
2018年に株式会社毛髪クリニックリーブ21が全国の20~60代男女にアンケートを行ったところ、日本人男性の約3~4人に1人が、はげや脱毛に悩んでいるという事実が判明。
そこで今回は、
- 世界と比較した日本人のはげ割合
- はげが最も多い国について
- アジアの中でも日本人がはげ割合の高い理由
- はげ割合の低い国
について紹介していきます。
なぜ日本人にはげが多いのか気になる人は、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
世界と比較!日本人のはげ割合は30代で約3割
日本人にはげの人が多いということが判明しましたが、世界と比べてみて日本はどの位置にいるのでしょうか。
こちらでは下記2つのポイントに絞って解説します。
- はげの割合が最も多い国はチェコ
- 日本がアジアでも有数の薄毛大国に君臨する理由
はげの割合が最も多い国はチェコ
世界21カ国の薄毛ランキングで、1位となったのはチェコでした。
次いでスペインがランクインし、日本は14位。
1位のチェコが薄毛率42.79%に対して、日本は26.78%でした。
薄毛率で見ると日本ははげの割合が少ないと思われがちですが、じつは上位13位までにアジア圏の国はランクインしていないのです。
その中でもトップとなった日本は、約3人に1人がはげに悩んでいるということが明確になりました。
チェコにはげの人が多い理由はわかっていませんが、ビール消費量が1位ということもあり、アルコールが関与していると考えられます。
アルコールを摂取すると、過剰になった糖質が中性脂肪へと変化して皮脂の分泌量が増え、結果的にはげにつながっているのかもしれません。
日本がアジアでも有数の薄毛大国に君臨する理由
薄毛ランキングでもアジア圏トップに君臨した日本。
なぜこれだけはげの人が多いのかというと、先進国ほどはげの割合が高いと言われていることにあります。
現代社会では何かとストレスを抱えてしまう機会が多く、食生活や生活習慣も乱れがちです。
そのため、日本よりもさらに上位に位置するイギリスやアメリカ、フランスやドイツなど、先進国が軒並みランクイン。
西洋人は髪色が元々明るいので、はげてもあまり目立たないという特徴がありますが、日本を始めアジア圏は黒髪なので、はげてしまうと地肌が目立ってしまいます。
そのため、はげに悩む人が多くなるようです。
年齢別比較!日本における年齢別のはげ割合
それでは、日本人男性の年齢別のはげ割合についてチェックしていきましょう。
20代 | 6% |
30代 | 12% |
40代 | 32% |
50代 | 44% |
60代 | 51% |
出典: Takashima T et al. In: Orfanos CE et al, eds. Hair Research. Springer, Berlin Heidelberg New York 1981: 287-293
年齢を重ねるにつれてはげの割合が増えていきますが、30代になると一気に数値が高くなっているのがわかります。
加齢がはげの原因となっている一方で、20代~30代前半ではげてしまうことは壮年性脱毛症、いわゆる若ハゲと呼ばれているのが特徴です。
若ハゲは毛根が男性ホルモンの影響を受けやすく、遺伝が大きな原因です。
額や頭頂部が薄くなってくるのが特徴なので、心当たりがある人は薄毛専門のクリニックなどを受診してみても良いでしょう。
インドのはげ割合は低い!理由は日本との食文化の違い
はげが少ない国として有名なインド。
たくましい髪の秘訣は、どうやら食生活にあるようです。
インドと言えば香辛料たっぷりのカレーを思い浮かべる人が多いでしょう。
また、アルコールも摂取する頻度が少なく、肉類などの脂の多い食べ物も好みません。
肉類やアルコールは皮脂の過剰分泌の原因となり、頭皮の毛穴が詰まって抜け毛につながります。
肉類やアルコールをほとんど摂り入れず、香辛料を摂取して血流が良いので、インド人ははげの割合が低いのでしょう。
しかし日本は食が欧米化していることもあり、肉類を筆頭に脂の多い食事をする機会が増えています。
さらにインドと違ってアルコールもすぐに手に入るので、はげを助長しているのですね。
日本のはげ割合が高い理由を理解することが重要なポイント
今回は日本人のはげ割合と、世界との比較などについて紹介しました。
はげは遺伝的な要素もかなり含まれますが、食生活も大きく関わってきます。
薄毛ランキングの上位の国は肉類やアルコールなど、男性ホルモンの分泌や皮脂分泌を促す食べ物が多いです。
日本人も食生活が乱れたり脂っこいものを頻繁に食べたりすると、はげてしまいやすくなります。
若ハゲの原因はほとんどが遺伝なので、専門のクリニックに通うことをおすすめします。
しかし遺伝以外が原因である可能性が高いなら、まずは頭皮を清潔に保ったり食生活を見直したりしてみてください。
はげは早めに対策をすることで進行を遅らせられます。
将来悩まないためにも、今できることから始めてみてくださいね。