まつ毛の生え際の痒みに悩まされている人、大体が3つの原因に当てはまっています。
原因がわかれば、対処も非常に簡単になります。
今回は、まつ毛の生え際がかゆい原因を取り上げ、その原因別での対処法をまとめてみました。
まつ毛の生え際がかゆい原因は3つ
まつ毛の生え際がかゆい原因は以下の3つです。
原因によっては、かゆみ以外でもかぶれや腫れ、アレルギー症状などを引き起こすため、それぞれの症状からどの原因に当てはまるかチェックしてみましょう。
- 化粧品やコンタクトによるかぶれ
- 花粉やハウスダストによるアレルギー症状
- まつ毛ダニが炎症を起こしている
化粧品やコンタクトによるかぶれ
化粧品やコンタクトによる症状は、かゆみ以外ではかぶれを中心に以下のようなものがあります。
- かぶれ
- 赤み
- 痛み
- 腫れ
- ものもらい
- 目の充血
- 目やに
化粧品にはさまざまな成分が含まれています。
常にまつ毛周りはアイシャドウやマスカラが付着していることから、かゆみやかぶれを引き起こします。
また、まつ毛美容液もまつ毛の生え際がかゆくなる原因のひとつです。
まつ毛美容液の中には、育毛効果を謳うものやインターネット通販で安く販売しているものがあり、それらを使用すると目の充血やまぶたの腫れを引き起こしたという事例が何件もあると報告されています。
コンタクトレンズでは、コンタクトレンズとまぶたの裏側の粘膜が摩擦を起こして結膜炎が起きたり、レンズに汚れが付着してアレルギー反応を起こしたりして目の充血や目やに、ものもらいなどの目の炎症が起こります。
花粉やハウスダストによるアレルギー症状
花粉やハウスダストなどのアレルギー体質の人は、かゆみ以外でも以下のようなアレルギー症状が現れます。
- くしゃみ
- 鼻水
- 目の充血
- 鼻づまり
目の中に異物が入り、目の結膜でアレルギー反応が起きる症状のことを「アレルギー性結膜炎」と呼びます。
毎年春になると悩む人が多い花粉症は、アレルギー性結膜炎の一種で、「季節性アレルギー性結膜炎」と呼ばれ、くしゃみや鼻水、目のかゆみ、充血の症状が現れます。
対して、一年を通して起きる「通年性アレルギー性結膜炎」は、カビやダニ、細菌によるハウスダストが原因で目のかゆみを中心に充血などが起こります。
まつ毛ダニが炎症を起こしている
目の周りが不衛生になるとまつ毛ダニが発生し、以下のような症状を引き起こします。
- 皮膚が乾燥し白くなる
- 目がゴロゴロする
- 目の充血
- まぶたが腫れる
- 目ヤニが出る
- 目が乾く
- まつ毛の脱毛がある
まつ毛ダニはまつ毛の生え際やまぶたの裏側に発生することが多いといわれています。
「アイメイクのクレンジングが不十分」、「マツエクのケアが不十分」、「つけまつげ接着剤やメイク道具の汚れの付着」などが原因で発生します。
汚れが付着したままのつけまつげを何度も使用している人や、つけまつげ接着剤が落としきれていない人、ビューラーのゴムやコームにマスカラが付着したまま使用している人は要注意です。
【原因別】生え際のかゆみの対処方法
ここでは、まつ毛の生え際のかゆみの原因別で対処方法をご紹介します。
- 化粧品やコンタクトによるかぶれの対処法
- アレルギー症状の対処法
- まつ毛ダニへの3つの対処法
化粧品やコンタクトによるかぶれの対処法
化粧品やコンタクトによるかぶれの対処法は以下のとおりです。
- 原因になっている化粧品の使用を控える
- コンタクトの使用期限を厳守する
- 化粧品のサンプル品を使って、相性の良いアイメイク道具を揃える
原因になっている化粧品の使用を控える
特定の化粧品を使用するたびに症状が現れる場合は、ただちに使用を控えましょう。
とくに、まつ毛美容液は危険なリスクを伴う場合があるため注意が必要です。
コンタクトの使用期限を厳守する
コンタクトのパッケージに記載されている使用期限は必ず守るようにしましょう。
「使用期限が過ぎているけど、未開封だから大丈夫」と思うのは危険。
使用期限を過ぎたコンタクトレンズは、レンズが入っている液体の状態が悪くなってるため目のトラブルが起きる可能性があります。
化粧品のサンプル品を使って、相性の良いアイメイク道具を揃える
化粧品を購入する際は、化粧品のサンプル品を使用して相性の良いものを探すことが大切です。
お肌にもパッチテストをするように、化粧品もテストするという意味で自分のお肌に合ったアイメイクアイテムを揃えましょう。
アレルギー症状の対処法
アレルギー症状による対処法は以下のとおりです。
- アレルギー用の点眼薬を使う
- 内服タイプの抗ヒスタミン薬を使う
アレルギー用の点眼薬を使う
アレルギー症状が原因の場合は、アレルギー用の点眼薬を使うことがひとつの対処法です。
主に使用されるのは、抗アレルギー点眼薬、ステロイド点眼薬、免疫抑制点眼薬です。
眼科やアレルギー科を受診して処方してもらいましょう。
内服タイプの抗ヒスタミン薬を使う
点眼薬以外に内服タイプの抗ヒスタミン薬(アレグラなど)を使用する方法もあります。
かゆみの原因物質であるヒスタミンを抑制する働きがあるといわれ、市販薬でも販売されていますが、自己判断では決めずに眼科で処方してもらうのが安全です。
まつ毛ダニへの3つの対処法
まつ毛ダニよる対処法は以下の3つです。
- 目元のクレンジングを丁寧に行う
- 清潔なコスメ用品を使う
- アイシャンプーを使う
目元のクレンジングを丁寧に行う
目元のクレンジングを疎かにせず丁寧に行いましょう。
顔で使用するクレンジングだけではなく、ポイントメイクやアイメイク用のクレンジング料を使用して、メイクや汚れが残らないようにしましょう。
清潔なコスメ用品を使う
清潔なコスメ用品を使用するのも対処法のひとつです。
例えば、ビューラーやブラシ、アイシャドウブラシなどは気づかないうちに日々の皮脂や汚れが溜まっているものです。
定期的に洗って清潔な状態で使用することを心がけましょう。
アイシャンプーを使う
アイシャンプーはその名のとおり、目をシャンプーする方法。
まつ毛に付着している皮脂や汚れをしっかり落とし、まつ毛を清潔に保ちます。
アイシャンプーは目にしみにくい成分のものが多いため使いやすいのも魅力的。
まつ毛ダニは皮脂や汚れが付着することによって起こるため、それらをしっかり落とすことが大切です。
かゆみが治らないときは病院へ行くべき
それでもかゆみが治らない場合は、無理に市販薬を使用したり、何日も放置したりしても治る保証はありません。
悪化するとかゆみ以外にも腫れや充血など目の症状を引き起こし、最悪の場合は手術する場合もあります。
かゆみが治らないと感じたら、専門分野である眼科を受診して医師から適切な処置や処方をしてもらいましょう。