男性はペニスの大きさばかりに気を取られていますが、金玉(睾丸)の大きさに興味を持つ女性も少なくありません。
こちらでは、金玉(睾丸)のサイズや重量、さらに増大について解説しています。
日本人の金玉のサイズと重さの平均について
金玉とはいわゆる精巣であり、男性ホルモンが分泌される重要な部位です。
精巣が大きいほどに精子が多く作られるため、金玉の大きさは男の器量などと言われていた時代もあったと言われています。
まず、日本人の金玉のサイズや重さの平均値を知ることから始めてみましょう。
下記にて、金玉の平均サイズと平均の重さについて解説していきます。
- 金玉の平均的なサイズは4.5x3x1.4cm
- 金玉の平均的な重さは26~32g
金玉の平均的なサイズは4.5x3x1.4cm
日本人の金玉を大々的に測定した研究は少ないようですが、男性の病理解剖651例によって計測された平均サイズは下記のようになっています。
長径 | 短径 | 厚さ | |
左の金玉 | 4.51±0.64cm | 3.04±0.43cm | 1.43±0.3cm |
右の金玉 | 4.53±0.61cm | 3.05±0.4cm | 1.55±0.33cm |
左右の平均 | 4.52±0.625cm | 3.045cm | 1.49cm±0.315cm |
調査によると30代の金玉が最も大きく、年齢と共にそのサイズは小さくなっていくと考えられているようです。
さらに、陰嚢の皮の厚みをどこまで計算に入れるかなど、そのサイズの計測方法によっても変わってくることでしょう。
また、金玉は左よりも右の方が大きい傾向にあることも示唆されており、その差は10%ともいわれているようです。
ご自身の金玉サイズだけでなく、右と左の大きさの違いもチェックしてみるとよいでしょう。
金玉の平均的な重さは26~32g
一方、金玉の平均的な重さは26から32gと示唆されています。
とある研究によると、20から49歳の平均精巣重量は「左14.53±4.07g」、「右15.35±4.26g」と公表されていました。
この数字が大きいのか否か判断しにくいかもしれませんが、アフリカ系で約50g、白人で約40g、アジア系では約20gといった数字が出ているため、アジア系の中では比較的重量のある部類なのではないでしょうか。
ちなみに、精巣が重いということはそれだけ精子量をつくれると思われていますが、その硬さにも注視しなければなりません。
だらっとした柔らかい金玉ではなく、ほど良い弾力と硬さを持つ金玉はより生殖機能が優れていると考えられているため、重いから男性として優れているといったわけではないのです。
金玉のサイズを大きくするのは難しい
金玉が大きいということは、それだけ「オス」として優れているといった印象を与えますが、後天的に金玉をサイズアップさせることは基本的には難しいとされています。
具体的な理由を3つのポイントで解説します。
- 金玉のサイズが成人後に変わる可能性は少ない
- 男性ホルモンを分泌する器官でもある為、リスクが大きい
- 病気によって大きく腫れあがる可能性はある
金玉のサイズが成人後に変わる可能性は少ない
まず、金玉のサイズが成人後に変わる可能性は少ないと考えられます。
上記でもお伝えしたように、金玉が最も大きい状態になるのは30代であり、それ以降はどんどんサイズダウンするとされています。
金玉増大を考えている方の中には、これらトレーニングが効果的と考える方もいるでしょう。
- ヨーグルトの摂取
- 金玉トレーニング
- テストステロン投与
これらはネット上などによく出ている情報ですが、実際に成人男性がこれらトレーニングをした上で金玉が確実に増大したといった報告はほとんどありません。
子どもの頃にはすずめのタマゴ程度だった精巣が、思春期になるとアーモンドほどの大きさとなり、成人男性になると完成すると考えられています。
そして、上記でお伝えしたようにそこから小さくなる運命を辿るわけです。
仮に、大きくなったとしてもそれは、「サイズアップ」したのではなく、元々の大きさに近づいたといった内容が正しいかもしれません。
金玉サイズは人それぞれ決まっていることから、無理矢理大きくしようというのは難しいと考えておきましょう。
男性ホルモンを分泌する器官でもある為、リスクが大きい
金玉とは精巣のことであり、その精巣は「精子を作る器官」であると共に、「男性ホルモンを作る器官(テストステロン主体)」でもあります。
例えば、脳下垂体よりFSHと呼ばれるホルモンがテストステロンと共に金玉内の細胞へ作用し、精子をつくるように促すといった流れです。
さらに、脳下垂体よりLHと呼ばれるホルモンも分泌され、それが精巣内の細胞に作用することで男性ホルモンの分泌が促されるといった働きもあります。
この男性ホルモン、精子量の分泌量は適度なレベルに調節されているため、金玉に何らかのトレーニングをしたり、テストステロンを過剰に摂取するとその機能が乱れてしまう恐れがあるのです。
金玉増大を夢に、長期的に何らかの施策を講じ続けた場合、最悪の場合は精巣萎縮による男性ホルモン生産がストップしてしまう恐れもあります。
病気によって大きく腫れあがる可能性はある
金玉が大きくなるということは、肥大化するとも捉えられます。
さまざまな要因が考えられますが、金玉は病気で大きく腫れ上がることがあるため注意が必要です。
主に、「陰嚢水腫(いんのうすいしゅ)」と呼ばれる症状ですが、ほかにもこれら病状が考えられます。
- 陰嚢水腫
- 精液瘤
- 精巣上体炎
- 精巣捻転症
- 精索静脈瘤
- 陰嚢浮腫
中でも、陰嚢水腫の多くは悪性腫瘍といわれており、若年者にも発症することで知られています。
遺伝的要因と環境的要因が関連しているといわれていますが、仮に陰嚢水腫が疑われたる場合は一刻も早く治療しなければならないでしょう。
金玉のサイズよりも、ペニスサイズを重視する人の方が多い
金玉のサイズが大きい男性は、そうでない男性よりも確かに優れているといったイメージを抱きます。
しかし、男性そして女性にとって金玉の大きさよりも、ペニスの大きさを重視する方が多いのが実情です。
- ペニスが大きい方が、男性としての自信に繋がる
- セックス時の満足度向上にも繋がる
ペニスが大きい方が、男性としての自信に繋がる
ペニスが大きな男性は自信に満ちあふれています。
「心が大切」
「顔が良ければ良い」
「ペニスの大きさより愛の大きさ」
上記のように自分を慰める短小ペニス男性も多いですが、現実問題なかなか自分に自信を持つことができないのが実情です。
ペニスが小さい場合、素敵な女性がいても、最終的にペニスを見られたら嫌われる、引くに違いないなど、あと一歩前に進めないことが少なくありません。
ペニスは小さくても金玉はでかいは、男性としてもあまりアピールポイントにならないのではないでしょうか。
そもそも、ペニスは女性がどんなに努力しても手に入れられない代物です。
まさに、「男性のシンボル」がペニスであり、それが大きいということで、自分は優れた男性であると自覚できるのでしょう。
セックス時の満足度向上にも繋がる
大きなペニスは女性にとって、「精神的快楽」さらに、「物理的快楽」の両方に繋がります。
大きなペニスを目の前にした時、多くの女性は「すごいペニス。気持ちよいに決まっている」とこれから始まるセックスに期待を持つでしょう。
また、彼氏が巨根であれば、自分の彼氏はスゴいといった満足感を得ることも可能です。
そして、実際にペニスを挿入した際、膣入口部分のGスポット、奥部のPスポットをしっかりと刺激できるため物理的に強い快楽を得ることもできるでしょう。
これで、亀頭が大きければさらに最高です。
不妊治療をするカップルの場合は話が別になりますが、快楽を求めるまたは愛を確かめ合うセックスをする場合、金玉サイズよりペニスサイズがより重要視されるのは明白ではないでしょうか。
セックス時の満足度向上にも繋がる
自分の金玉は大きいのか小さいのか、ふと疑問になることは珍しくありません。
日本人のサイズや重量の平均値を知り、まずは自分と比較してみましょう。
ただし、サイズが小さいからといって金玉増大は難しいですし、下手をすると生殖機能が機能しなくなる恐れがあります。
金玉サイズで悩むのではなく、あくまで「ペニスサイズ」が重要です。
金玉を気にするのではなく、ペニスのサイズアップに向けたトレーニングや方法を考えてみてはいかがでしょうか。