今までは普通通りにセックスができたのに、急に早漏になってしまった。
本記事では、急に早漏になってしまう原因や解決法を解説しています。
急に早漏になってしまう5つの原因
自分の意志とは関係なく、短時間で早く射精してしまう「早漏」。
先天性のイメージが強い早漏ですが、後天的つまり、急に早漏になることもあります。
今まで射精時間をコントロールできていたのに、急に早漏になってしまったという方は以下の原因が考えられるでしょう。
- 前立腺炎
- 尿道炎
- トラウマが引き金になることもある
- 「衰弱性早漏」の可能性もある
前立腺炎
前立腺炎は、その名の通り前立腺の炎症です。
同部分が炎症を起こし痛みや腫れなどが生じる状況になります。
性感染症であるクラミジア科の細菌が原因となり、発症する事が多いとされています。
急性前立腺炎は38度を超える高熱、または頻尿、痛みを伴う排尿など、陰部にさまざまな悪影響を与えます。
前立腺炎が発症すると精嚢機能やペニスの機能が低下することから、自分で射精をコントロールすることができず早漏になる可能性があるでしょう。
仮に、尿の時に痛みを感じたり、ペニスが腫れている場合は前立腺炎を疑ってみましょう。
尿道炎
尿道炎は、細菌などが尿道に感染することで発症する病気。
クラミジア科の細菌や、淋病の症状として発症する事もあります。
尿道炎になると、排尿時に痛みを感じたり、尿道などから膿が出てくる症状が現れます。
これらの症状が関与する事で、早漏になってしまう可能性があるとされています。
トラウマが引き金になることもある
過去のトラウマが早漏のきっかけになることも珍しくありません。
過去のセックスに対し低い評価を付けられた人や、女性に対する緊張が強い時に早漏になることがあります。
性行為中、射精をしたらどうしようと不安で頭が一杯になり、結果的に早く射精してしまうといった心因性の早漏の方も多くいます。
早漏における嫌なトラウマがあるといった方は、心因性の早漏を疑ってみてもよいでしょう。
「衰弱性早漏」の可能性もある
病気はないし、過去にトラウマもないけど、早漏になってしまった人は「衰弱性早漏」を疑ってみましょう。
「衰弱性早漏」は、加齢によって射精や勃起に関わる筋力が落ちる事によって引き起こされる早漏症状です。
若い頃は長くセックスができたという方は、衰弱性早漏が急な早漏に関係しているかもしれません。
早漏の原因に合わせた対処法
早漏にはさまざまな原因があるため、それらに合わせた対処法を講じる必要があります。
早漏の原因に合わせた対処法について下記の内容にまとめました。
- 前立腺炎などの病気は今すぐ病院を受診する
- トラウマが原因の場合は、リラックスして行為に挑む
- 「衰弱性早漏」は加齢への対策が必要
前立腺炎などの病気は今すぐ病院を受診する
上記でお伝えした前立腺炎や尿道炎が、急な早漏の原因だった場合には、早急に専門医に相談することが大切。
前立腺炎などを放置すると、日常生活の排尿行為すら儘ならなくなり最悪は性機能が停止してしまう恐れがあります。
早漏程度であればまだ救いの手はありますが、射精障害が発生した場合は手術なども検討しなければなりません。
治療が順調に進めば、早漏症状も落ち着く可能性がありますので、まずは治療を検討してみましょう。
トラウマが原因の場合は、リラックスして行為に挑む
トラウマが原因で早漏になっている人は、過度な緊張をしないようにリラックスして性行為に挑むようにしましょう。
例えば、早漏を隠すのではなくパートナーに打ち明け、ゆっくりとセックスを進めていくとか、強い興奮状態を作り出さない工夫をしてください。
ちょっとだけお酒を飲む、香りのよい部屋にする、薄暗くゆったりできる環境にするなど、性行為以外の部分でも工夫できるため、いろいろと試してみてください。
「衰弱性早漏」は加齢への対策が必要
衰弱性早漏は老化によって引き起こされる早漏症状なので、いくつかの対策を行えばある程度早漏が改善する可能性があります。
下記にて、衰弱性早漏における加齢への対策を解説していきます。
- 男性ホルモンを高める食生活を心掛ける
- PC筋を鍛える
男性ホルモンを高める食生活を心掛ける
衰弱性早漏への対処法のひとつが、男性ホルモンを高めるといった方法。
筋肉や自律神経のバランスを取る役割、さらに精力的な日々を送るためにはテストステロンが重要だといわれています。
男性ホルモンを高める食材の一例を下記にまとめました。
- 牛肉や豚肉、鶏肉<
- まぐろや鰹などの魚
- 大豆
- 牛乳
- タマネギや山芋、ニラ、ニンニク
- 山芋などネバネバ食品など
脂っぽい食事やチップス系、ファストフード、販売されている揚げ物、多量飲酒などを避け、上記の食材をバランスよく摂取することで男性ホルモン上昇が期待されます。
今一度、ご自身の食生活を見直してみるのも、衰弱性早漏対策には有効でしょう。
PC筋を鍛える
衰弱性早漏対策として、PC筋を鍛える方法も有効です。
PC筋とは、「恥骨尾骨筋(ちこつびこつきん)」のことで、勃起力の維持に関連する筋肉といわれている部位になります。
骨盤底筋は膀胱を支える重要な筋肉であり、ここがしっかりと鍛えられることで射精コントロールができるようになるでしょう。
PC筋を鍛える方法はいくつかありますが、ここではそのうちのひとつ、「ケーゲル体操」を紹介します。
流れを簡単に下記にまとめました。
- 仰向けになる
- 膝を曲げて肩幅くらいに足を開く
- お腹に手を当てる
- 肛門と尿道付近に力を入れ、5秒間引き締める
- 5秒かけ手力を抜きリラックスする
- 10回1セット、1日3セットを目安に繰り返す
仰向けになるだけで簡単にできる体操であり、朝、日中の休憩中、寝る前などに手軽に取り入れることができるでしょう。
即日効果が出るものではありませんが、継続することで衰弱性早漏対策になるはずです。
急に早漏になった人におすすめのセックスのやり方
早漏には早漏のためのセックステクニックがあります。
早漏が改善するまでに時間はかかるかもしれませんが、早漏中は下記3つのテクニックを意識してセックスに挑んでみましょう。
- 前戯にしっかり時間をかける
- イキにくい体位で攻める
- ピストンスピードを落とす
前戯にしっかり時間をかける
急に早漏になった人は、いつも以上に前戯に時間をかけてみましょう。
女性を満足させるためには、長時間の挿入が必要と思われがちですが、激しいピストンよりも入念な前戯の方が大切です。
女性は、男性に愛されていることを感じて満足度を高めるため、挿入時間より前戯の時間にこだわります。
キスやクンニ、手マンなど、こういった前戯に時間をかけることで女性の満足度が高まり、挿入時間がやや短くても満足を高めることができるのです。
イキにくい体位で攻める
刺激が強過ぎる、自分がコントロールできないといった体位を避けるだけでも挿入時間を延ばせます。
正常位や騎乗位、バックは射精コントロールが効きにくい体位といわれており、視覚から入ってくる性的刺激も強烈です。
早漏の方は、「イキそう」と思ったら自制が効かず、そのまま射精してしまうことがほとんどでしょう。
そのため、対面座位や背面座位といった、あまりペニスが摩擦できず、自分でコントロールできるような体位がおすすめです。
リラックスできるほか、視覚による性的刺激も比較的防ぐことができます。
ピストンスピードを落とす
ペニスに強い刺激と早い摩擦を与えればその分、射精感は高まってしまう為、出来るだけスローセックスを心がけましょう。
上記でもお伝えしたように、体位も間違うと女性が早く腰を振ってしまうことから、自制が効かずに射精をしてしまいます。
あくまで、ピストンは緩やかにすることを心がけ、リラックスしたスローセックスを目指すようにしてください。
急に早漏になった人は病気のサインの可能性もあり早急に病院を受診するべき
急に早漏になってしまったという方は、第一に病気を疑ってください。
今まで全く影響が無かったのに、いきなり早漏になるのは必ず何らかの原因があります。
そして、本記事で紹介した病気の場合、中には自覚症状のない場合も存在するのです。
それらが関連しないとあれば、トラウマによる心因性、そして衰弱性早漏も疑うべきでしょう。
早漏は早期対策によって改善します。
ぜひ、本記事を参考にご自身の早漏と向き合ってみましょう。